S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

みーんな同じ

2006-03-15 11:42:28 | Weblog
娘が仕事から帰ってくると、働き始めた施設のできごとを聞くのが、日課のようになってきた。知的障害という病気も人それぞれにまったく症状が違っていて、人間というか生命のとてつもない深さを思い知らされる毎日だ。乾燥機の回るのが大好きですぐにスイッチを入れてしまうひと。落ちている小さなものをなんでも食べてしまうひと。ことばを発しないけれど、音楽が大好きなひと。話すときは過去形があるのに日記を書くときには過去形がなくなってしまうひと。だけど、思うんだ。みんな同じ・・・・健康なひとも障害を持つひとも何も変わりはしないってこと。健康なひとだってどこかにこだわりを持っているし、乾燥機が大好きなひともいる。ざっくばらんに言えばたぶん命を持つものはきっとみんないっしょだって思う。娘は変な同情もなく、ある意味で客観的にしっかりと障害を持つひとたちと真正面から向き合って仕事をしていると母は思う。そして日々、それは自分と向き合っていることにも通じているのだろう。これから仕事をしていくと、きっといろんなことに迷ったり、立ち止まったりするだろうな。いろんな話を聞いてわたしもいっしょに考えてあげられたらいいなと思ってる。それはわたしも自分と向き合うことになるだろうから・・・・

げっ!喧嘩の日記から一変して、けっこう真面目な家族の一面も見え隠れしてるじゃん!?