S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

耳をすませば、じゃなかった耳をそろえて返したい!

2006-03-18 16:21:03 | Weblog
ホームレスの男性に火炎瓶を投げて焼死させてしまった少年、幼い子が親に虐待されること、どうして弱いものへ、弱いものへと牙を向ける社会なのだろうかと考えることが多いこの頃。
わたしの育った昭和の30年代は、父がいて、母がいて、じいちゃんやばあちゃんがいて、そして近所には身体の不自由な人もいて、知的障害を持ったひともいて、女性なのに男性のかっこうをしている人もいて、大酒のみのおじさんがいて、犬がいて、猫がいて、社会はすべてのいろんな人たちが暮らしていて、それが普通のことだった。
だから、障害を持った人がいることも、老人がいることも、アル中のおじさんがいることも、ホモの人も、おなべの人もみんなみんな普通にいっしょくたに暮らしていた社会だった。
だからそんないろんな人のいる坩堝のような社会を自然に子供は受け入れて、大きくなっていったと思う。
だけど、今は違うなあ、老人は老人施設に入れるし、障害者施設もあるし・・・・・それにわたしたちは近所の中学生から、低学年の子供たちがみーんないっしょになって、外で遊びまわっていたけれど、今は中学生から小学生まで、20人もで遊ぶことなんてまずないもの。
子供たちも少年も少女も排他的になるのは自然かもしれない。自分とはまったく違う人間を受け入れないことはすごくこわいことだ。
ホームレスの人を受け入れない、呆けた老人を受け入れない、障害を持ったひとを受け入れない、政治でさえ弱者はどこかで負担を強いられているような社会だ。
どうしたらいいんだろう?みんな同じで生きているという当たり前のことが当たり前な社会になるには、どうしたらいいんだろう?
うーん、とけっこうマジで考えたりもたまにはする。

きょうは会議があって、小諸市に行った、おいしいおそばも食べられた。真っ白なアルプスの山々がすげえきれいに見えた。
そして、2月に社員旅行でみんなで博多に行ったとき買った「グリーンジャンボ宝くじ」を忘れていたので、調べてみた。
もちろん、300円しか当たってなかった・・・・
宝くじが当たったら会社の借金を耳をそろえて返したい!というのが夢。