S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

カラスのクルミ割り

2006-03-23 17:23:47 | Weblog
仕事が忙しかったので、からだが一気に「お疲れモード」に入ってしまった。会社の屋根にカラスがいて、口にくわえていたクルミをポーンと下に落とし、殻を割ってから降りてきて食べている。カラスって鳴き声はさわやかじゃないけど、頭がいいなあ。そんでもたくさんいるカラスのなかには、けっこうおバカちゃんのもいるかもしれない。何年か前、新宿にいったとき、カラスがすごくたくさん飛んでいて、都会のカラスって凶暴そうに見えたんだけど・・・・・小学校4年生の頃、教室に一羽カラスがいつも窓から入ってきて、みんなが名前をつけて、窓を開けて呼ぶと空から降りてくるのです。その一羽だけはいつも教室内を授業中もうろうろ歩き回っていたのでした。いなかの小さな学校で、今はもう廃校になってしまって建物もこわされてありませんが、カラスを見るとあの頃のことも思い出すなあ。
小学生の時って勉強した記憶はまったくなくて、みんなで校庭でサッカーしていたか、野球していたか、学校の帰りは人の家の柿や桑の実をとって食べていたか、裏山で走り回っていたかの記憶しかないのですね。まっすぐ家に帰った日など一度もなかったし、橋の上から川をのぞいていて、ランドセルのふたがパカパカ開いていたので、教科書をみーんな川にぶちあけて落としてしまったり、ろくな子供じゃなかった気がする。それでも防犯ベルを持って、携帯電話を持って、寄り道なんてけっしてゆるされない現代の小学生よりはずっとしあわせだったなあ・・・と思う。
子供の世界がちゃんとあったという気がする。子供だけの世界ってうまく説明できないけど、子供のおきてがあって、子供の隠れ家があって、大人にはわからない目線があった気がする。大人が守らなければ危険な今の子供たちは、きっと自由に遊びまわる場所さえないかもしれない。

評論文を書かなければいけないので、もうそろそろ一気に「勉強モード」に切り替えねばならない。やらねばならない!