S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

美しいミイラに

2006-03-27 10:13:50 | Weblog
土、日曜日にかけて放送されたNHKの「シルクロード総集編」を見ていた。すっごいよかった!見られなかった回も通して見られたのでうれしかった。中国からヨーロッパへと通じる壮大なシルクロード。総集編は西安から敦煌、を経て一日目は楼蘭で発掘された美しいミイラ。3800年前の女性が本当に長いまつげと高い鼻ときれいな口元で顔を見せた。わたしはミイラが大好きで、東京にいた学生の頃も何度も国立博物館にミイラに会いにいった。遠い昔に黄泉の国に旅立っていった人の顔を見ていると心のなかがしーんとした静寂に包まれて時間が止まったような不思議な感覚になるのです。
できるものなら自分だってミイラになりたい!と真剣に思っているのだ。まあわたしがミイラになっても楼蘭のミイラのように美しくはないだろうけど・・・・・ミイラって生と死のどちらでもない世界に時間を越えて在り続けるひと・・みたいな感じがするのです。楼蘭のミイラは舟のかたちの木の棺のなかに麦の種を持って眠っていた。棺は牛の毛皮でおおわれて木の棺はまだ新しいぐらいきれいだった。昔は水のあった豊かな土地が砂漠になり砂に埋もれ永い時を経て、わたしたちの前にあらわれた。
タクラマカン砂漠を経て、草原の道へとシルクロードは広大に続いている。いいなあ、いつか行ってみたいよお。この番組に流れるヨーヨー・マの音楽や五木田岳彦さんの音楽、そしてモーターパラグライダーの矢野さんの空からの撮影もほんとうにすばらしかったです!やるじゃん、NHKっていう感じでした。ちなみに我が家はちゃんと受信料は口座から引き落とされてますです。「風のハルカ」も見てるしね。
しばらく留守にしてたお父さんもあした中国出張から帰ってきます。子供たちも太ったお腹でキムジョンイルのまねをして、手をたたいているお父さんの姿がないと少しは淋しいみたい?かな?

土曜、日曜と必死に集中して、評論文(評論といえるのかどうか?)を書き上げた。やらなきゃいけないことをしたので、すごーく気が楽になったぞ。でもがんばりすぎて目がおかしい・・・わたしの目は無理をすると眼圧があがってしまうのです。そういうときはなんでわかるかっていうと光が異常にまぶしくなる。いつもの晴れた日の光の数倍も輝いてこの世界が見えちゃうのです。こうなると目医者さんにいって点滴をぶちこまれると治るのですよ。

美容院にも行かないと髪がのびておどろおどろしくなってきた・・・・せつない・・・ここで死んだらとても美しいミイラになんかなれないとあせってしまう。