S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

すべてはぬか床から始まった

2006-10-02 16:57:54 | Weblog
今やっている出身高校の同窓会の役員の任期が終わるので、次の人を探さないといけなくて、朝から名簿たよりに電話をかけまくっていたんだけど、引き受けてくれる人がいなくて、だんだん腹が立ってきた。私だって、前の人から頼まれてすぐに了承して二年やってきたんだぞ!みんないろいろ理由をくっつけて断る。私だって仕事があるのに、しかも他の組織の事務局だって大変なのにやってるんだ!いったいこの社会で生きてる限り仕方ないだろうが・・・・!と怒鳴りたくなった。
わたしの出た高校は昔は高等女学校だったので、同窓会の偉い?人たちはみんなばあさんだ。とても口うるさいのだ。そして、名簿はほとんどが女の人で、共学になってからの卒業生の男の人はまだみんな若くて仕事が大変なときだ。口も身体も達者なばあさんが多いくせにちっとも引き受けてくれない。自律神経失調症で・・・とか、わたしだって自律神経失調症で、ぶっとい注射打って生きてるわい!ふざけんなよ!と思わず地が出てくる。ああ、悪夢のような日だ。
くそーっ、わたしだって口も身体も達者なばあさまになってやる!というか・・・半分なりつつある・・・

下の娘がまだ2歳にならない頃から、わたしはPTAの役員をさせられどこに行くにも娘をおんぶにだっこで、リュックにおにぎりを入れ、(おにぎりが大好きだった娘が泣くとあげていた)学校にいけばバケツの水をひっくり返したり、よその教室に行ってしまったりたいへんだったのだ。


午後はもう電話かけるのもいやになり、本を読んでいた。
沼地のある森を抜けて「」(梨木香歩)という小説で、すべてはぬか床からはじまったというひいおじいさんからの家宝?のぬかみそのぬか床をおばさんが亡くなったためにめんどうを見ることになった主人公、そして毎日ぬかみそをかきまわしているうちにぬか床から卵が発生し、それが人間になって生まれてくるのだ・・・・・おもしろかったし、少しせつない物語で、午後は寝転がって本を読んでいた。
わたしは冷蔵庫でぬかみそを管理しているから、腐る心配はない。ぬかでつけた漬物は好きだけれど、たしかに塩を足したり、ぬかを足したり面倒でもある。

疲れた・・・日だった。そうじも中途半端だった。