カンボジアでは、タ・プロムのあと市場に少しだけ寄り空港へ。
またベトナムに戻りました。今度はハノイ。
年末年始のホーチミンとカンボジアは半袖でしたが、ハノイは一転して長袖。たまにコートが必要な寒さでした。
ホーチミンで見て免疫はついてるとはいえ、この電線はホントに凄い…衝撃です。何度見ても慣れん。
相変わらずバイクが多いですが、至る所に国旗が掲げられてるのが気になりました。
こんなところもグイグイ進んでしまうシクロ(笑)
あ、シクロに乗ってみました♪
でも、周りの排気ガスが凄過ぎてそれ程ルンルンな気分にもならず…まぁ、これもひとつの体験として(笑)
ハノイレポ、続きます。
それにしてもこの根。
神秘的ではあるけれど。
見れば見るほど意思を持って這ってるように感じて、今にも動き出して絡みつかれそう…と怖くなります。
その反面、『ここは地球じゃなくて、どこか別の惑星に来ちゃったみたい?これは根じゃなくて動き出す地球外生物!?』とか考え出すと楽しくなってきます(笑)
…という私の妄想は置いといても(笑)、生き延びようという力を目の当たりにしてただただ圧倒されっぱなし。
ね?足に見えるでしょ??動き出すよ!!!(…しつこい、笑)
今回の旅で一番楽しみにしてたのはアンコール・ワットだったけど、実際に訪れて一番よかった場所はココです。
カンボジア旅の続きはタ・プロムから。
アンコール王朝全盛期に建てられた霊廟寺院で、創建時は1万人以上の人が暮らしていた巨大寺院なのですが、長い間ジャングルの中で放置されていたため殆どが倒壊しています。
現在は一部が見学でき各所で工事中(保存中)です。
遺跡に根が絡みつき空高く生長したガジュマルの木々はとても威圧感があり、生命の力強さを感じると同時にこの不思議な空間に吸い込まれそうな怖さを感じました。
みんな撮ってます(笑)
この遺跡がジャングルの中に放置されている間、ガジュマルの種が屋根に落ちそこから生長を続けた結果、こんな姿になったそうですが、ガジュマルだけを撤去すると遺跡が壊れる危険があるため、遺跡と木々の"共生"という選択肢しかなかったんだそうです。
ここは遺跡が樹の重みで壊れないよう補強してあります。
あくまでも復元ではなく、自然のままの状態を見せる保存方法を採っていました。
遠目で見ると、いつ倒壊してもおかしくない姿ですけど、ギリギリのところで保っているんでしょうね。
タ・プロムは、映画トゥームレイダーの撮影が行われた場所……再現したセットじゃないところが凄いです。
こんな観光地で毎日暑くて砂埃がひどい地での撮影は大変だったろうなぁ~と驚きます。
全然違和感ない……わけがない
環壕の写真を逆さまにしてみました(笑)
バンテアイ・スレイは、アンコール美術の最高傑作と言われている寺院です。
その理由がこれ。『東洋のモナリザ』。
なんかココは全体的に撮ったものが遠くて分からんですね
現在は立入禁止のため近付けず、東洋のモナリザの微笑みが肉眼では確認できません。
やはり遺跡保存のために近付けないのかな~。凄く残念です。
これが中央祠堂。ここに16体のデヴァターがありますが、こんな感じでロープの外から眺める程度。
ね、遠いでしょ。
しかも、立入禁止のせいで16体全てを見ることはできません。
私的にはこちらの微笑みの方が好きだったりしますが、分からないですよね。ぬぅ~
それから、ここにもシヴァ神が描かれていました(中央の黒っぽいあたり)。
妻のパールヴァティーを左腕で抱きかかえている感じ。
ちなみに、パールヴァティーは美の象徴とされている女神です。複数いたシヴァ神の妻たちの中でも最も愛されていたそうです♪
これが全体。
この次は映画トゥームレイダーの撮影が行われたタ・プロムへ行きました。
アンコール・ワットと同じくらい楽しみにしてたところです
なんか今気付いた。遺跡と阪神がいい感じで交互にupされてるんだけども~
今日は遺跡(笑)
今回私がカンボジアで見た遺跡の中で一番古く980年頃に造られたバンテアイ・スレイ。
赤い砂岩で造られているため全体的に赤茶色で、今までの遺跡とは全く違う印象でした。
上の写真は、バンテアイ・スレイの環壕と中央祠堂のある入口(第二塔門だったかな)。
とっても暑かったのでそのまま中に入らずに、環壕沿いに横にそれて休憩しただけだったんですが、何気にここからの景色がよかったです。
まずは入口(第二塔門ではなく環壕よりも手前の塔門)ですが、アイラーヴァタ(神話に出てくる白い象)に乗るインドラ神…って、遠いですね。
これでもまだ分かりづらいか、、、
リンテル(祠堂の入口部分の梁)や破風(リンテルの上)に描かれたレリーフばかり見てしまいますが、柱の部分も負けず劣らず精巧です。
『ラーマーヤナ』の魔王がシーター姫を連れ去る場面が描かれています。真ん中ですが……これも分かりづらい撮り方だった、、、
ところで。
ここはシヴァ神を祀った寺院なんですが、ちゃんとシヴァ神が刻まれていました。
シヴァ神:ヒンドゥー教三大神のひとりで破壊の神。
舞踊の創始者とされているシヴァ神。ここに描かれているのは踊る姿です。ガニ股の踊り、、、に見えます(笑)
いよいよ中央祠堂へ。。。東洋のモナリザなどがあります(続く)
余談ですが。
今日は新月だった♪ちょうどヨガに行くし沢山動いて浄化してスッキリしよ~っと
想像してたよりもかなり右側から出てきた太陽にだいぶ慌てましたが(笑)、2014年1月1日の日の出です
カウントダウンパーティーから4時間後!!!
アンコール・ワットで初日の出を見るため真っ暗の中出掛けました(眠くてフラフラ、そして顔はむくんでましたけど~)。
足元が見えないくらい暗いうちからスタンバイしました。この暗さ。
薄暗いうちから撮りたかったけど、ある程度の明るさがないと遺跡にピンがこなくて、液晶では「よしっ!」と思っても帰国してPCの画面で見るとボケ気味の写真が多かったです、、、
辛うじてボケてなかったのは、こんな感じです。
でも、濃淡を調節して撮ったりして、日が昇るまでに50~60枚くらい撮りました……撮り過ぎか(笑)
ここでもやはり各国から初日の出を見たい人たちが大勢いて、撮るのにいい場所はこんな人だかり!
もちろん最前列には行けず、私の写真に前の人の液晶がたくさん写りこんでしまい難しかったです。
最前列の人たちは何時頃からスタンバイしてるんだろう??
私もめいっぱい腕を伸ばしてカメラを上げて、前の人たちがカメラをおろしたタイミングで撮ったりして、結構大変でした
そんな中で何とか撮れたお気に入りは、太陽が出る直前のコレと、記事トップに載せた日の出の写真ですっ
しかし、写真よりも何よりも。ちゃんと初日の出が見れたことが本当に嬉しかったです。
周りが完全に明るくなるまでの空の色彩の変化に感動。。。
2014年、こんなに素晴らしい景色を見てスタートできたことに凄く感激しました。
私ごときが言うまでもなく大人気ですが、改めてお伝えしたい。
『アンコール・ワットの日の出は、絶対に絶対にオススメです!!!』
カウントダウンはカンボジアのお宿で。
日中、アンコール・ワットへ行く前に一度ホテルに戻ったら、中庭で夜の準備が進んでました。
この飾りつけを見て楽しみにしてましたが、日が落ちるとライトアップがキレイで一層ワクワクしました
海外での年越しは何回かあるけど、ホテルのカウントダウンパーティーに参加するのは初めてでした。
国籍もバラバラの知らない人たちと乾杯してワイワイ騒ぐのも案外面白いかも知れません。
舞台の上では踊ったり、歌ったり、出し物のようなものもあったり。
これが午後7時に始まって年明け1時頃まで延々続くんです!!!長いでしょ!!!
さすがにず~っといるのは辛いと思って、途中で部屋に戻って紅白を見たり(日本の番組はNHKだけ見れました)お風呂に入ったり(初日の出を見る予定だったのですぐ寝れる準備を、笑)。
仮眠したいな~と思ったけど、このパーティーが騒々しくて眠れませんでした
で、11時40分頃カウントダウンのために中庭に戻りました。
いよいよ2014年!!!
私の時計は既に2014年に入ってるんですけど~と突っ込みたかったですが、、、そこらへんは結構アバウトでした(笑)
あけましておめでと~~~
ここでまたいろんな人たちと乾杯して結構飲んだので、初日の出のために早朝ちゃんと起きれるかかなり不安でした~
アンコール・ワット内の続きです。
第二回廊は、東西115m・南北100mの回廊ですが、第一回廊と違ってレリーフがなくとても静かな印象。見学する人もとっても少なかったです。
いよいよ第三回廊と中央祠堂へ。
私はなんだかアンコール・ワットの外観と第一回廊のレリーフで興奮してお腹いっぱいになってしまい(苦笑)、ここらへんは余力で回っている感じでした
タイでも思いましたが、遺跡や寺院の階段って急勾配なんですよね。
これはちゃんとした理由があって、祀られている神に対して失礼がないように自然に頭が下がる構造にしてるんですって。
…と、今回知りました。
中央は、ヒンドゥー教の宇宙の中心とされるメール山を象徴するように建てられています。
帰るころには夕日が見れました。
翌日の初日の出が見れることを祈りつつ…
祈るといえば(笑)今週末の浜スタのお天気がすごく心配です。
今のところ曇り時々雨らしいので何とかずれるように念じつつ、美味しいビールが飲めるといいなぁ~(←結局コレかいっ)
しつこい風邪にやられて2週間くらい飲んでないし、仕事のストレスも溜まってるので思いっきり楽しみたいんだけどなぁ。
頼むぜ
いよいよアンコール・ワットに潜入。
西参道から入って、第一回廊、第二回廊、第三回廊、中央祠堂と外側から内側へ、徐々に神々のいる天上世界へと近づく回り方です。
第一回廊と第二回廊を繋ぐ十字回廊。
沐浴池は完全に干上がっていて"沐浴池跡"になってます。でも今でも憩いの場。
十字回廊にある仏像。今でも地元の方々の信仰の場所となっていました。
第一回廊は、南北180m・東西200mの回廊ですが、一周全てにレリーフが施されていて圧巻です。
アンコール・ワット内の写真のほとんどが第一回廊の神話・物語が刻まれている壁の写真だったので(笑)、厳選して6枚だけ(…だけ!?)載せます。
まずは西側。
古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』から、魔王ラーヴァナ。10の頭と20の腕があるのですがちょっと見づらいですね
『ラーマーヤナ』:ヴィシュヌ神の化身であるラーマ王子が、魔王ラーヴァナにさらわれた妻シータ姫を救い出す物語。
これはヒンドゥー教聖典『マハーバーラタ』より。左側がパーンダヴァ軍、右側がカウラヴァ軍の王位をかけた戦闘シーンです。
ここからは南側。
アンコール・ワットを造った王の偉大さを伝える軍の行進シーンが刻まれています。
次は東側。
これ、うまく撮れなくて残念ですが、ヒンドゥー教の天地創造神話『乳海攪拌』の有名なシーン、神々と阿修羅がナーガを引き合うところ。
中央がヴィシュヌ神。
ナーガを引いているところ。その上にアプサラ(天女)がたくさん描かれていますが、見づらくて残念。。。
次は、第2回廊~中央祠堂まで全てupします
一度見てみたいと思って何度も何度も写真を眺めていた景色が目の前に…。
このままず~っと座って眺めていたいと思うほど飽きず、終始感激しっぱなし。
と~っても天気が良く気持ちがいいですが、夕方とはいえ暑かったです。
真っ白の柱は近年修復したところ。
後世にも修復箇所がちゃんと分かるように、わざと復元はしていないんだそう。
近付いてきましたっ
いよいよ寺院に入ります。