靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

シナジー、違いを生かし合い

2012-02-10 00:53:07 | 思うに
エンパシックな理解の先にあるのが、シナジー。

シナジーは1足す1が2ではなく、3や4になっていく状態。1と1が合わさりそれまで思いもつかなかったような新しい創造物が生み出される化学反応のようなもの。

互いの違いを受け入れ認めるだけでなく、違いを心の底から祝えるとき、シナジーが可能となる。

心臓は血液をパンプし、肺は酸素を血液に送り込み、手は掴み、足は地面を蹴り、脳は信号を送り筋肉が身体を動かし。肺が心臓と同じ動きをしようとし、足が手となり、脳が筋肉の真似をするのなら、身体は成り立たない。各箇所がそれぞれ違う機能を果たすからこそ、各箇所の働きをはるかに超えた創造物、身体という存在が可能となる。

自身を抑えて相手に合わせるのでもなく、自身に合わせさせ相手を抑え込むのでもなく。違いを生かし合い新しい着地点を共に創りだす。奥底の安心感(security)を土台に、自身を開き未知の創造へと飛び込んでいく。


子ども達一人一人の違い、夫婦間の違い、その違いを祝うことから始めていきたい。