超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

カオス対応力は良心良識である

2008-11-26 07:54:55 | Weblog
カオスは理性が作り出したが、理性で処理できない。

カオスは初め穏やかであるが、やがて天変地異が起きる。

*。
日本のリニア・バブルは、増幅器の発振だった。
発振を止める知識なく、
ゼロ金利といったカオス・バブルの火種を作った。

理論理性は、理論理性で予想の出来ないことをやりだした。
構造理性への転換が遅れている。

*。
構造理性は良心良識と共存できる。

理論理性は良心良識を弾き飛ばした。

カオス・バブルは良心良識に生きれば発生しない。
悪徳権力を阻止でいないから起きたカオス・バブルだ。

   *。
人が謙虚であれば、カオス・バブルは発生しない。

所得・欲望・消費こそカオスだった。

*。
成功と幸福、感動と癒し、
これもカオス現象だ。

あるところまではうまくいって、
突然、世界が壊れる。

*。
単なる現象でなく、構造とその秩序の問題になった。

産業文明や法治国家は、自然と異なる世界構造を作った。

だがどんなに進化しても、良心良識は保存される。

*。
つまり良心良識を保存しないと、世界は制御不能になる。

神を殺したといったことは、良心良識を殺したことだ。

ここにカオス世界が生まれた。

   *。
カオスとは良心良識ない世界であった。

即ち、人知で制御できない世界だ。
そんなものが作れる。

これが暗黒文明だ。
ブラックホールを作ったようだ。

これが古人が、地獄といっていたものだろう。
魂のない世界だ。

こんな世界を作ってしまった。
出られるうちに出よう。
もう出られないかも知れない。
やることをやるだけだ。

いじめとは いじけである

2008-11-26 07:13:07 | Weblog
お上の方法は、恫喝・威張る・見下すことだ。

これは脆弱自己の対偶である。
即ち、窮鼠は猫を噛む。
しかもお上という虎の威を借りて威張ることだ。

ここには、不安に駆られ、縮こまった人がいる。
お上になると、お上に依存して、威張り出す。
不安を威張ることで解消する。
それが出来る立場がお上だ。

    *。
ここには不安で何かに頼る脆弱自己がある。

日本人は自己脆弱であり、
自立できない人であることが分かる。

これが国家の言いなり人間だ。
その対偶が、威張るお上だ。

*。
人によく思われたくて、一生懸命になる。
些細な攻撃にも壊れる。

ここに自己を維持するには、
他人をいじめなくてはならない。

   *。
日本人はいじめで自己の脆弱を解消する。

これが恫喝であり、過労死命令であり、いじめ殺しだ。

いじめ殺しで、自己脆弱の不安を解消する。

*。
お上が威張ることは、自己がないからだ。

いじけた自分を、何かをいじめて、
即ち、いじけをいじめで相殺する。

*。
これがいじめ殺しお上日本の構造だろう。

恫喝は自己脆弱性の対偶だ。

対偶文に書くと、
いじめは自己脆弱性の解消である。

故に、いじめの解消は、自己の成熟だ。

*。
学校や職場経験で、
いじめをやっていた人はいじけていた人であった。

厳しい親は、自我脆弱であろう。
自分にいじけているはずだ。

するとお上になる人は、いじけた人々だとなる。

*。
いじめとはいじけである。

これが対偶文だ。

するといじめの解消は、自己の確立だ。
風評に支配されないことが成熟自己だ。

神の国であるという神の冒涜

2008-11-26 06:30:21 | Weblog
国家に誤りなしという国家の誤り、
日本は神の国であるという神の冒涜。
美しい日本という日本の汚物化。

神に選ばれた民族という神の否定。

*。
この自己否定自己破壊は、
ジェイン・オースティン論理が明らかにした。

即ち、いい男と結婚しようと男を追いかける女は、
自分をいい女にすることがない、
いや自分をよくない女にする。

そしてそれを見て笑う人も、
自分をいい人にしないどころか、
自分をよくない人にする。

     *。
これは自分が自分に呑み込まれる、
蛇の口が蛇の尻を食うウロボロス現象だ。

だが人の意識はこのウロボロス構造として成立している。

*。
これを脱出する方法が、
「汝自身を知れ」だ。

自分が自分を呑み込んでいる、
これを知ることで、
自分に呑み込まれない自分を作れる。

これがギリシャの叡智だ。
これでパラドックスを処理できた。
ここの理性が立ち上がった。

*。
ここに客観的普遍妥当性、即ち真理が生まれた。
これが成人するに千年の年が必要だった。

ここにただの人はよき人になった。

   *。
日本は神の国だ。
国に誤りなし。
美しい日本。

こういっている人は、
日本を冒涜している。
何故なら、それに相応しい人はそういうことを言わないから。

*。
国に誤りなし、
自分自身を知る人はこういうことは言わない。

人は誤りの上に成り立っていることを知っているから。

誤りに立っているから、誤りを正せる。

国に誤りなしとすると、誤りは正せない。

   *。
美しい日本を作っている人は、
日本は美しいとは言わない。

日本を美しくすることは、
日本が汚いことを知っているから出来る。

美しい日本といった人は、
日本を美しく出来ない。
日本の汚い部分を認識できないから。

*。
ジェイン・オースティン論理は、
現代版「汝自身を知れ」であることが分かる。

叡智の世界を日常世界に拡張する叡智だ。

*。
現代の発明は、イギリスに始まる。

その原因を知ったようだ。
イギリスは叡智に立っている!

でも問題山積だ。
叡智は問題をなくす方法ではない。

*。
日本人はそれなら問題はないはずだと来る。

これが汝自身を知らない知識だ。

日本人のすっきりしない、ドロドロネチネチした発言は、
汝自身を知ることのできない意識構造、
即ちウロボロスを知らない意識にあることが分かる。

*。
お上日本は、パラドックスから出られない。
堂々巡りに終わる。

これが相手が疲れるまでやって、勝つお上の方法だ。
ここに自白強要あり、過労死ありとなる。

偽日本の偽善と欺瞞の演技

2008-11-26 05:31:17 | Weblog
文芸時評 斉藤美奈子 朝日08.11.26

水村美苗vs宇野常寛、割って入る加藤典洋。
彼らは日本において叡智を求めている。

それが何でこんなにバラけるのか。
共通点が全くない。
議論にならないに議論をしている。

それは日本人に真理というセンスがないからだ。

*。
ヨーロッパでは、客観的普遍妥当性を持った知識を真理という。

つまり議論の共通の場がある。
日本にはそれがない。

何やっても自由だ。
気に入るものだけ取り上げ、
気に入らないものは無視するか罵倒する。

要するにいじめ殺しをやる。

    *。
真理、そんなものはない。

そんなことは西欧は分かっている。

*。
競技、相撲を例にとろう。
ルールがあり、土俵がある。

蒙古相撲には、ルールはあるが土俵はない。
一応土俵のない土俵はある。
それがないと相撲にならない。

   *。
真理はこの土俵やルールに相当する。

土俵やルールはメタ相撲だ。

メタ真理はリアル真理とは違う。

*。
日本には真理の設定がないので、
たくさんの支持を受けたものの勝ちとなる。

結局権威権力支配だ。

結局、お上の側に立つと勝つ。

これが日本の叡智だ。

 *。
結局、日本の叡智は西欧には通じない。

日本だけの叡智だ。

*。
いや村上春樹があるじゃないか。

彼の文学は日本製アメリカ文学だ。

エレクトロニクスや自動車と同じだ。

アメリカ文学を、小型化低価格化高品質化した。
アメリカ文学の箱庭を作った。

それが並みのアメリカ文学より、綺麗だ。
こうするとエレクトロニクスや自動車のように、
世界に歓迎される。

すると彼の文学は日本文学でないとなる。
村上文学は日本文壇にいじめられる。

 *。
真理、即ち客観的普遍妥当性は消点だ。

それは現実にない。
だがこれを設定する誰もが議論に参加でき、
議論が成立する。

*。
日本にはこのように規格を設定し、
その中で知性することを、
不自然とし排除する。

自然にやったら知性は不用品だ。

*。
では何故、西欧を受け入れるのか。

この方ががよほど不自然だ。

受け入れるのは、格好がよく、金になるからだ。

こうなるとただの下品だ。

  *。
真理を否定すると、ただの下品に堕落する。

それを格好良く見せる。
これは偽善であり欺瞞でしかない。

それを言わせない不自然、
これが偽日本だ。

*。
日本を称えるか、けなすか。

これを超えることを、西欧では父殺しという。

権威を殺すことだ。
そこに真理が表れる。

  *。
真理を偽とすれば、偽日本が権力となる。

真理に働けば角が立つ。
日本に掉させば流される。
意地を通せばいじめ殺される。

兎角に日本は住みにくい。

*。
日本は真理でダブルバインドに掛かった。
これを出るに父殺しが必要だ。

即ち、日本殺し、お上殺しが必要だ。

*。
この問題を認識できない、
これが偽日本であり、
偽善と欺瞞の演技に明け暮れる。

それで金になる。
だが世界は通れない。

これがダブルバインドだ。