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にしみの鉄道情報局付属ブログ

残存する103系

2020-12-06 | 鉄道
現在103系はJR西日本に48両、JR九州に15両が在籍しています。

まず、奈良線の103系。現在4両編成2本が在籍しています。一部では201系が奈良線に入線できない、205系が阪和線から転入と同時期に4扉車の運用が2運用増えて、103系が2編成残ってしまったと言われています。


撮影 桃山 2019年7月6日

写真のNS409編成は信じられないことに、2020年にもなって吹田工場に入場して、全般検査を受けたそうです。
奈良地区ではサイリスタに爆弾を抱えている201系を優先的に置き換える方針なので、103系は今回の検査期限までは使われる可能性は高いと思われます。


6両編成1本だけの和田岬支線の103系ですが、こちらも2020年に網干総合車両所に入場して全般検査を通しています。一時期207系試作車が和田岬支線に転属するという噂がありましたが、当分の間は無いと思われます。


撮影 兵庫 2020年10月31日

この和田岬支線ですが、新人運転手の教習が行われることが多く、JR西日本にて103系が使われている間は残ると思われます。


加古川線は2両編成8本の16両が在籍。すべて貫通型の先頭車改造された車両で運転されています。


撮影 加古川 2008年1月12日 走れ!Y字路のラッピング電車

加古川線の2004年の電化から使用されていて、平日朝夕は4両編成で運転されます。加古川線転用前に延命工事を受けていて、同工事から20年を超えており、数年以内の置き換えの可能性は高いと思われます。


播但線は2両編成9本の18両の103系が在籍しています。こちらは、片町線から転用したクモハ103形2500番台、同車とユニットを組むモハ103に運転台を取り付けた2両編成です。

撮影 姫路 2005年11月26日


播但線電化の1998年から運用されており、こちらも転用時の延命工事から20年を超えており、数年以内の置き換えの可能性は高いと思われます。

JR九州の103系は3両編成5本の15両が在籍しています。現在福岡地下鉄に乗り入れる運用はなく、筑肥線唐津線筑前前原~西唐津間の区間列車として運用されています。

撮影 唐津 2018年9月1日


JR九州の103系は、直流区間で使用される関係で、他路線からの転用が難しく、新車以外で置き換えの可能性が低いため、当分の間使用される可能性は高いと思われます。
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