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にしみの鉄道情報局付属ブログ

西濃鉄道へ譲渡された秋田臨海鉄道DE10

2021-06-23 | 鉄道


秋田臨海鉄道のDE10 1251号機(元JR北海道DE15 2526号機)が、同鉄道の営業終了で、西濃鉄道に譲渡されました。



秋田からは海路と陸送で、新日本海フェリーで敦賀港まで来て、そこからは北陸自動車道名神高速道路経由で美濃赤坂駅まで陸送されています。6月21日朝には敦賀に到着していましたが、美濃赤坂駅付近が狭隘で、交通量が少ない深夜帯しか大型トレーラーが入れないため、同日の夜に敦賀を出て22日未明に美濃赤坂駅に到着しました。



なお台車を積んだトラックは、一足早く21日には美濃赤坂駅に到着していました。


陸送時、所属札には、「秋」と「西濃」の両方が入っていました。



西濃鉄道では従来貨物用の機関車は、DE10 501号機とDD402号機DD403号機の3両体制でしたが、2両が故障しDD403号機の1両体制になっていました。そのため予備機を求めて、営業終了した秋田臨海鉄道の車両の譲渡を受けたものと思われます。


現在1両のみの稼働機であるDD403号機。1972年製で、520PSのエンジンを1機搭載しています。


撮影 2008年10月4日

故障中の1969年製のDD402号機。基本的にはDD403号機と同性能です。



撮影 2009年1月24日

元国鉄のDE10 501号機。国鉄清算事業団から購入した車両で、国鉄時代はDE10 148号機。現在故障中ですが、それまでは稼働状態にある最後のDE10基本番台と言われていました。西濃鉄道にはこれ以外に現在は解体された部品取り車や樽見鉄道に譲渡されたDE10 502号機(元DE10 545号機)が存在しました。

特記のないものを除き2021年6月22日撮影
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養老鉄道撮影ポイント11 高田2

2021-06-20 | 養老鉄道

美濃高田と烏江駅のちょうど中間あたりの撮影ポイントになります。以前紹介したポイントの少し東側になります。


撮影 2021年3月14日




撮影 2021年2月21日



ここは午前中のみの撮影ですが、養老山脈や南宮山をバックに撮影が出来ます。






撮影 2021年2月21日

 

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トップバリュウイスキー

2021-06-15 | 


イオンのプライベートブランドのトップバリュには、ウイスキーがあります。他のプライベートブランドでウイスキーがある例はあまり聞いたことがないので、珍しい存在だと思います。
しかも2種類のウイスキーをラインナップしています。そのうちの安いほうが「WHISKY ALC.37%」です。




このウイスキー、何がすごいかというと、「モルト・グレーン10%以上、スピリッツ90%未満」と堂々と書かれていることです。酒税法上は、原酒が10%入っていれば、あとは醸造アルコール(スピリッツ類)であってもウイスキーと認められるのですが、それらを公表する義務はありません。ある意味良心的なウイスキーで、美味しいウイスキーを飲みたい人は買わないでください、ウイスキーっぽい飲み物で安く酔いたい人だけ買ってくださいというウイスキーだと思います。
カラメル色素で着色して、原酒が一滴でも入っていればよかった旧三級ウイスキーよりはマシですが、まあそれに近いものかもしれません。


で、肝心の味ですが、はっきり言って美味しくありません。レモンなどのフレーバーを入れたハイボールであれば許容範囲かもしれませんが、あと数百円出してトリスやブラックニッカクリアあたりでハイボールを造ったほうが、よっぽど美味しいと思います。
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名電を冠する駅 名電各務原

2021-06-10 | 
名鉄はかって国鉄や他社に同名の駅がある場合、新を頭につけて区別していました。国鉄JRとの接続駅に新を付けると、他の地区から来た利用者が混乱を招くということから、中部国際空港開業時に名古屋岐阜一宮の3駅は名鉄を冠するようになりましたが、地元の利用者がほとんどの新鵜沼や新木曽川などは、現在も新を冠しています。

その新を冠する駅名ですが、新安城と新瀬戸、新知立(→東知立→廃止)以外は名古屋よりも北側の名岐鉄道に由来する区間に集中しています。
それに対して、名古屋よりも南側の愛知電気鉄道やその系列会社開業区間は、前述の新安城を除き、方向や、社名、旧国名などを付けて同名の国鉄や他社の駅と区別していました。新安城は今村を1970年に改称したもので、国鉄との区別というより、追随に近いかもしれません。

愛知電気鉄道本体が開業した区間に、名電を冠する駅、名電山中、名電赤坂、名電長沢の3駅ありますが、これらは名岐鉄道との合併前、愛知電気鉄道の略の愛電を冠していました。これら3駅の他社の同名の駅は、遠隔地のため、名鉄との合併後に新を付けず、改名を最小限にするために名電にしたと思われます。
また愛電系列の碧海電気鉄道(現在の西尾線の一部)や知多鉄道(現在の河和線)の開業区間では、社名の碧海や知多を冠する駅がありましたが、地域名でもあるため、名鉄への合併後もそのまま放置され、知多半田、知多武豊、碧海古井は現在も残っています。




それで各務原線に名電各務原という駅があります。各務原線はもともと各務原鉄道として開業し、1935年3月に名岐鉄道に合併、さらに同年8月に愛電と名岐の合併で、名古屋鉄道の路線となっています。各務原線の開業当初、この駅は、二連隊前でしたが、1938年に防策のため、現在の名電各務原(めいでんかがみはら→めいでんかかみがはら)に改称されています。
直ぐ側に、高山本線の各務ケ原駅(かがみがはら)があるため、重複を避けたと思われますが、なぜ新各務原ではなく名電を冠したのはよく分かっていません。ただ名電各務原への改称は、愛電を冠している3駅が名電に変えたのと同日で、その影響ではないかと思われます。

ちなみに名鉄各務原線には新那加と新加納という駅がありますが、新那加は近隣に高山本線那加駅があるためですが、新加納駅は他の名鉄の新が付く駅と由来が異なります。JR岐阜駅の南側や名本線の加納駅の周辺が江戸時代以来の城下町宿場町の加納ですが、中山道の加納宿の東に新加納という間の宿があり、それが各務原線の駅名の由来となっています。
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西日本JRバスの富士7S

2021-06-07 | バス(車両)


かって、西日本JRバスにはこんな高速車がいました。全国的にもレアな日産ディーゼル富士7Sの高速バスです。1996年式で、型式はKC-RA550RBNと思われます。

西日本JRバス北陸支店(金沢・福光など)は国鉄時代、中部地方自動車局に属していたため、JR東海バスに継承された瀬戸や美濃白鳥、新居町、中津川、JRバス関東に継承された伊那、諏訪などと同じく、多数の日産ディーゼル車が配置されており、JR化後も継続して日産ディーゼル車が導入されています。
ただ、JR東海バスがJR化後、高速車での日産ディーゼル車の導入に消極的であったのに対して、JRバス関東や西日本JRバスは日産ディーゼル車を積極的に導入していて、JRバス関東は旧中部信越地区以外の地区以外へも日産ディーゼル車を路線高速とも導入し、西日本JRバスはさらに日産ディーゼル製エンジンの欧州製の車体の二階建てバスまで多数導入しました。

なお国鉄時代、日産ディーゼル車は少数派で、中部地区(愛知県静岡県岐阜県長野県南部富山県石川県福井県滋賀県北部)と信越地区(長野県北部と山形県秋田県)に集中配置されていました。

撮影 山科駅 2008年5月4日
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