またもや池上先生の本ですが、今回は宗教について取り上げた本です。
本の内容ですが、1章から8章まであり、1章を除いて各宗教の専門家と対談をしています。
宗教学者の島田裕巳氏、浄土真宗本願寺派住職の釈徹宗氏、臨済宗住職の高橋卓志氏、宮城学院女子大学名誉教授の山形孝夫氏、國學院大学前学長の安蘇谷正彦氏、東京外国語大学教授の飯塚正人氏、養老孟司氏の7人との対談が収録されています。
島田氏とは葬式は居るのか要らないのか、近年の日本の信仰形態、パワースポット的なものの流行について対談しています。面白かったのが創価学会について触れた所で、近年はなかなか外に向かって伸びていかない、親から引き継がれる完全に家の宗教になっている、支部で行われる新入会員の紹介がほとんど子供で、キリスト教の幼児洗礼状態に成っているという話でした。
釈徹宗氏とは仏教の世界観、高橋卓志氏とは仏教の現状などを対談しています。山形孝夫氏とはキリスト教について、安蘇谷正彦氏とは神道、飯塚正人氏とはイスラム教、養老孟司氏とは生死観について対談しています。
いろいろ面白い話が有ったのですが、かいつまんで紹介しておくと、神道の経典、仏教で言うところのお経、キリスト教の聖書、イスラム教のコーランに相当するものは、古事記や日本書紀、万葉集や風土記などの奈良時代以前の歴史書がそれに相当するそうです。
そもそもこのあたりの書物は、江戸時代に国学が盛んになった頃、本居宣長が研究して、その解釈を明らかにした古事記のように、一部の知識階級を除いてほとんど読まれてない書物だったそうです。
ところで著書の中で池上先生が強調して書いているのが、日本人には独自の宗教観があり、決して宗教に対して無頓着無関心ではないということです。超自然的なものに対する畏れを持っていると述べています。
本の内容ですが、1章から8章まであり、1章を除いて各宗教の専門家と対談をしています。
宗教学者の島田裕巳氏、浄土真宗本願寺派住職の釈徹宗氏、臨済宗住職の高橋卓志氏、宮城学院女子大学名誉教授の山形孝夫氏、國學院大学前学長の安蘇谷正彦氏、東京外国語大学教授の飯塚正人氏、養老孟司氏の7人との対談が収録されています。
島田氏とは葬式は居るのか要らないのか、近年の日本の信仰形態、パワースポット的なものの流行について対談しています。面白かったのが創価学会について触れた所で、近年はなかなか外に向かって伸びていかない、親から引き継がれる完全に家の宗教になっている、支部で行われる新入会員の紹介がほとんど子供で、キリスト教の幼児洗礼状態に成っているという話でした。
釈徹宗氏とは仏教の世界観、高橋卓志氏とは仏教の現状などを対談しています。山形孝夫氏とはキリスト教について、安蘇谷正彦氏とは神道、飯塚正人氏とはイスラム教、養老孟司氏とは生死観について対談しています。
いろいろ面白い話が有ったのですが、かいつまんで紹介しておくと、神道の経典、仏教で言うところのお経、キリスト教の聖書、イスラム教のコーランに相当するものは、古事記や日本書紀、万葉集や風土記などの奈良時代以前の歴史書がそれに相当するそうです。
そもそもこのあたりの書物は、江戸時代に国学が盛んになった頃、本居宣長が研究して、その解釈を明らかにした古事記のように、一部の知識階級を除いてほとんど読まれてない書物だったそうです。
ところで著書の中で池上先生が強調して書いているのが、日本人には独自の宗教観があり、決して宗教に対して無頓着無関心ではないということです。超自然的なものに対する畏れを持っていると述べています。