西武鉄道のニュースリリースにて、2022年3月期の決算補足説明資料の中期経営計画にて、「新造車両に限らず、環境負荷の少ない「サステナ車両※1の導入」を進め、省エネ化、固定費削減を前倒しで実現。※1 無塗装車体、VVVFインバーター制御車両等の他社からの譲受車両を当社独自の呼称として定義」という記述がありました。
今なお支線に残る101系や、主力の2000系、秩父線用の4000系などの鋼製車体の抵抗制御、界磁チョッパ制御の車両の置き換えが、すぐには出来ないので、他社の中古車両を購入して置き換えを行うことを計画しているようです。現状で2000系が328両、101系が28両、4000系が48両(内4両は旅するレストラン 52席の至福)残存しています。
4000系 撮影 三峰口駅 2011年2月26日
色々置き換え候補が予想されていますが、孤立路線の多摩川線については、車両の検査のためJR貨物に依頼して甲種輸送扱いで車両を飯能の先にある車両工場に回送して検査しています。その検査費用の削減のため、JR東日本から中古車両を購入して、中央線を自力回送、場合によってはJRへ検査委託という説が出ています。そのためJR東日本209系2000番台2100番台4両編成などが予想されています。
2000系は両数が多いので、色々候補が出ていますが、都営6300系やりんかい線70-000形、東急9000系、E217系あたりが候補になると思いますが、6300系は解体の入札がすでにされているので、可能性は低いと言われています。
4000系は1988年製なのですが、足回りは101系初期車のものを流用しているので、この中では一番老朽化している可能性があります。もう一つ厄介なのは秩父鉄道への乗り入れ運用があり、秩父鉄道は誘導障害の関係からVVVFインバータ車が入線できないと言われています。JR東海311系213系、JR東日本205系あたりが有力候補となってます。