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にしみの鉄道情報局付属ブログ

赤と青のガウン SNSでバズって文庫化された留学記

2024-08-25 | 書評

三笠宮家の長女彬子女王のオックスフォード留学期。2015年に出版されたのですがSNSでバズって、文庫化されることになりました。自分もそのSNSを読んで気になっていて、文庫を購入しました。女性皇族では初めて博士号を取得して、現在は日本美術の研究者となっています。

 

皇族とはいえ、英国への留学や欧州内の移動は、護衛が付かず、単独で行動するそうです。英国には世界各国の王族が留学してくるので、わざわざ護衛を派遣しない、警護を依頼しないそうです。生まれて初めて街を一人で歩いたのがオックスフォードだったのは、そのような事情があったためです。

オックスフォードの大学院時代にフランスで日本美術の展覧会を学芸員の補佐として開いたエピソードや、皇族用の外交パスポートで格安航空に乗って空港で怪しまれる話、エリザベス女王に面会した話など、読みやすい文体で面白く書かれています。

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