石巻線の最後の不通区間の浦宿~女川間が3月21日に復旧しました。津波の被害を受けたため内陸部に150m駅が移設されたそうです。
ここは2010年の夏に訪れましたが、その半年後に震災で甚大な被害を受けるとは想像すら出来ませんでした。自分は女川より北の三陸地方を訪れたことはないので、震災の津波で甚大な被害を受けた鉄道で、下車したことがあるのはこの女川と仙台空港鉄道しかありません。仙台空港には2012年1月に訪れたことがあり、震災から1年でほぼ復旧していましたが、空港付近は津波の痕跡が残っていました。
閑話休題、女川駅には1960年のチリ津波の時にここまで津波が来ましたという、青い線が残っていました。この時は人的被害は無かったのですが、女川は甚大な経済的被害を受けたそうです。
チリ津波でさえこの辺りだったので、東日本大震災の時はこれを上回る津波が来たようで、駅を内陸の高台に移設することになったようです。
駅のホームの隣には、女川町営の温泉施設がありその休憩所として廃車になったキハ40が1両おいてありました。
この温泉施設も震災後休業していたのですが、新しい女川駅の駅舎に入居して営業を再開したそうです。
撮影 2010年8月28日