nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

製造業は斜陽産業か

2005-12-30 | 時事
近年、先進国では製造業は斜陽産業と言われている。人件費の高騰等により、工場設備を人件費の安い海外に移す動きが、ここ十数年来続いている。東南アジアや特に中国は世界の工場と言われている。
人件費以外の先進国の製造業が衰退した要因として、労働組合の問題がある。労組が会社の経営水準を越えた要求をする場合や、年金の負担が重荷になる。
北米の企業の多くは確定供出型年金負担が重荷になっているところが多い。欧州、とくにドイツでは同様の問題が多い。
欧州では地理的文化的に近く、人件費の比較的低い旧東欧諸国への工場移転が進んでいる。
ところが日本国内では人件費の問題があることにはあるものの、製造業はいまだに主要産業である。
付加価値の高い製品への移行、合理化などが一般には言われている。これらの要因は間違っていないと思うが、それだけでは言えない一因があるようである。

自動車産業を始めとして、日本製品や日系メーカーの競争力が強い分野の場合、製造工場の都合で国内の工場で製造しているケースや、需要や輸送費などがあり人件費があまり関係ないとも言える。
また、国内市場向けや欧米向けのみではなく、中国や東南アジア向けの輸出がかなり大きな割合になっているようである。
特に工作機械や電子部品、鉄鋼関係などの工業原材料は中国の経済発展が進めば、輸出がさらに増えるという仕組みになっている。

先日あるテレビ番組で見たのだが、欧州のある会社が、日本製の工作機械は日本の伝統文化が生んだ芸術品に近いものがあると評していた。自分もその一部をみたことがあり、確にそれに近い製品もあるようである。

日本の工業が人件費の高さが逆に省力化を進め、それが海外の日系企業の強さにつながっている。そのため海外との役割分担が明確になり国内工場の高付加価値製品への専念が可能になったと考えられる。

今後の国内の製造業がさらに発展するためには、当たり前のことだが技術革新と、得意分野への特化、海外と明確に役割分担をしなければならないと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WHITE BLEND メロン&ミルク

2005-12-22 | 清涼飲料水
今回はカルピスの新ブランドであるWHITE BLENDシリーズの第1弾となる「WHITE BLEND メロン&ミルク」を紹介します。

カルピスは今回から乳性飲料のリーディングカンパニーとして、長年培ってきた技術を活かし、ミルク飲料の味わいがペットボトルで楽しめる、大人のための新しい乳性飲料ブランドWHITE BLENDを立ち上げることになりました。

飲んでみるとメロンとミルクの味がマッチしていますが、この手の味が好きな人は好きでしょうけど、自分はあまり牛乳好きではないので、まあ可もなく不可もなくという味です。

http://www.calpis.co.jp/corporate/press/nr_00087.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半落ち

2005-12-21 | 書評


今回は映画化され知らない人の方が少ないと思える小説「半落ち」です。横山秀夫を扱うのは「ルパンの消息」「震度0」に続いてこれが3作目になります。映画化されていますが、自分はまだ見ておらず文庫化されて初めて読むことになります。

「妻を殺しました」。警察官である梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害したとして自首してきた。動機も経過も素直に話し、容疑を全面的に認めている梶だが、殺害後2日間の空白については頑として語ろうとしない。なぜ梶が完全に落ちないのか。胸に秘めている想いとは。

と言うのがあらすじですが、「半落ち」というタイトルの由来が、以前は全く理解できませんでした。以前紹介したルパンの消息で全面自供の事にたいして「完落ち」という用語を使っており、本を読み進めて一部自供の事を「半落ち」と呼んでいることが理解できました。

さてこの作品は梶を取り巻く担当取り調べ刑事や検事、弁護士、検察官、新聞記者、刑務官の6人の人間のサブストーリーから成り立っています。それらの人間の想いと、闇の中の梶の動機が絡み合っています。ただ、梶の本当の動機を知る担当取り調べ刑事と刑務官以外の最終的な想いの結末が伝わって来ず、消化不良になった面があります。それ以外の面では、名作と呼べる作品ではないかと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岐阜バスエアロミディ10.5m

2005-12-19 | バス(車両)

なぜか今回は岐阜バスの写真です。先日ふとしたことから高富営業所へ友人と二人で行ってきました。自分はあまり撮影しませんでしたが、撮影した写真を紹介します。


エアロミディ10.5m 岐阜バス高富営業所 立ち入り許可済み(多分)
2005年12月10日


高富営業所は名鉄バス岐阜営業所時代からあまり変わっていませんでしたが、整備担当が名鉄整備から華陽自動車興業に変わっているなどの変化もありました。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バブルマン ゴールデンデリシャス

2005-12-17 | 清涼飲料水


今回はバブルマンゴールデンデリシャスを紹介します。リンゴ味のソーダですが、結構いけます。カルピスソーダ青森産ふじりんごの前例もありますし、自分は基本的にリンゴ系の味が好きなのかもしれません。

ところで一時期、英語のデリシャスの意味を聞かれてりんごと答える冗談がありましたが、最近はふじやつがるなどに押されてデリシャスやゴールデンデリシャスを店頭で見かける機会も少なくなったようです。

http://www.suntory.co.jp/softdrink/bubbleman/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする