毎度!ねずみだ。
妻が何やら会社から持ってきた書類に埋もれている。
リビングのテーブルの上に書類を広げて格闘しているのだ。どうやら部下の評価表に書き込むコメントに苦しんでいる模様。始めは邪魔しないように隣でテレビを見ていたのだが、余りにも苦しんでいるようなので、手伝おうか?と尋ねる。
ううん、大丈夫と言うのでテレビを消して別室(と言っても私の居られる場所はリビングの他は寝室しか無いのだが)に引っ込んだ。暫くするとおずおずとやって来て、「文章がおかしくないか、ちょっと見てくれる?」となにやら書きなぐった下書きを持ってきた。
まあ、提出書類にしたためる文章に関しては、私も素人では無いので「ふむふむ、こういう表現にすれば格好よくまとまるよ。」と教える。
「ありがとう。」と言って彼女はリビングに戻った。
また暫くして、今度は「ねえねえ、ちょっと文章を一緒に考えてよ。」と猫なで声ですり寄ってきた。
暫く手伝っているうちにこちらも段々仕事モードになってきて、ここはこうした方が良い、とか始めにこの文章を入れるとより締まった感じになるだろう、いやそもそも会社で提出する文章と言うものは、と熱が入り始めた。
私は仕事を絶対に家に持ち込まない派なのだが、奥さんは時々家に仕事を持ち帰る。始めから私の助言をアテにしているのが、なんとも可愛い。普段私の話にはあれやこれやと反論して来る彼女だが、今回ばかりは私の話にいちいち頷いて大人しく聞いている。
普段家では奥さんが絶対君主なのだが、たまにはこういうのも面白い。私は会社で部下に接するように丁寧に指導し始める。
妻が何やら会社から持ってきた書類に埋もれている。
リビングのテーブルの上に書類を広げて格闘しているのだ。どうやら部下の評価表に書き込むコメントに苦しんでいる模様。始めは邪魔しないように隣でテレビを見ていたのだが、余りにも苦しんでいるようなので、手伝おうか?と尋ねる。
ううん、大丈夫と言うのでテレビを消して別室(と言っても私の居られる場所はリビングの他は寝室しか無いのだが)に引っ込んだ。暫くするとおずおずとやって来て、「文章がおかしくないか、ちょっと見てくれる?」となにやら書きなぐった下書きを持ってきた。
まあ、提出書類にしたためる文章に関しては、私も素人では無いので「ふむふむ、こういう表現にすれば格好よくまとまるよ。」と教える。
「ありがとう。」と言って彼女はリビングに戻った。
また暫くして、今度は「ねえねえ、ちょっと文章を一緒に考えてよ。」と猫なで声ですり寄ってきた。
暫く手伝っているうちにこちらも段々仕事モードになってきて、ここはこうした方が良い、とか始めにこの文章を入れるとより締まった感じになるだろう、いやそもそも会社で提出する文章と言うものは、と熱が入り始めた。
私は仕事を絶対に家に持ち込まない派なのだが、奥さんは時々家に仕事を持ち帰る。始めから私の助言をアテにしているのが、なんとも可愛い。普段私の話にはあれやこれやと反論して来る彼女だが、今回ばかりは私の話にいちいち頷いて大人しく聞いている。
普段家では奥さんが絶対君主なのだが、たまにはこういうのも面白い。私は会社で部下に接するように丁寧に指導し始める。