雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

おかまかっ!

2011-09-26 | 日記

何日か前、テレビのトークバラエティー番組で面白いテーマのトークしていた。洋式トイレで、男は立って小便をするか、座ってするかと言うもの。これは何年か前にも、どこかの「掲示板」でも論戦していたので、妻と興味深く見ていた。私は「座る」派である。それを妻に明かすと、妻は「おかまかっ!」と突っ込みを入れてきた。「お前なぁ、トイレを掃除するのは誰だと思っている」と、やり返した。公衆トイレの大きな便器なら兎も角、家庭用の小さな便器では小便が横に飛び散って、自分のことながら臭くて汚くて掃除に困る。そのことを妻に説明したら、とりあえず妻は納得した。

 私は、手の甲に長い毛がある。妻のクリームを借りて、シコシコ剃っていたら、やはり「おかまかっ!」の突っ込み。これは、我が家の台所はIHコンロではないので、火の上に瞬間にでも手がかかると、チリチリと毛が焦げ、臭いにおいが立ち込める。このにおい、子供のころに嗅いだ火葬場の黒い煙の臭いだ。今は完全に処理をしていて、においが飛散することはないが、当時は臭いにおいををまき散らしていた。このにおいを思い出して毛の処理をしているのであって、手を美しく見せるためではない。だれがこんな爺のしわしわの手を見たりするものか。

 「あのなぁ、儂がおかまか、おかまでないか、お前が一番よくしっているだろ」


最新の画像もっと見る