雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

鬼灯市もどき

2012-07-10 | 日記
 本日は晴天なり。 天気晴朗なれど波高し。 

  鳥啼く声す 夢覚ませ
  見よ明け渡る 東(ひんがし)を
  空色栄えて 沖つ辺(へ)に
  帆船(ほふね)群れゐ(い)ぬ 靄(もや)の中(うち)
 
 もう、こんな文章を見ても、「ああ、あれか!!」と、懐かしむ人は少なくなってしまったことだろう。 天気の文は、もしかしたら、今でもマイクのテスト用語として使われているかも知れないが、「鳥啼く」の方は、「都都逸でもなく、旋頭歌でもなく、長歌でもなく・・・なんじゃいな?」

 実は、これ「いろは48文字」と同じく、「とりなく48文字」といい、その昔、電信かなタイプライターの練習や、テストに用いられたものである。 

 勿論、ちゃんと意味もある・

  鳥の鳴く声が聞こえてきます もう、起きては如何ですか
  ご覧なさい、すっかり明けてしまった東の方角を
  赤く色映えた空の下 沖の彼方に
  帆船が朝もやの中を 行き交っているではありませんか

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 今日は、眼科検診の日だった、 また1時間30分待たされて、検査は1分、診察2分。 昔、長崎堂のCMで「カステラ一番、電話は2番」というのが有ったが、そんな感じかな? (違うか)

 帰りに、鬼灯(ほおずき)の鉢植え(千円也)を買い、ぶら下げて帰ってきた。 東京には「鬼灯市」というのがあるそうだが、こちらでは聞いたことがない。 鬼灯や、朝顔の行燈仕立ては、スーパーか、量販店の特設コーナーで買うしかない。 浴衣姿に素足に桐の下駄履きで、値切って歩く風情は味わえない。 スーパーや量販店で値切ったら、買物客の「アホ」を見る視線が集まるだろう。 

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