雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

うなぎ擬きと衣笠丼

2012-07-27 | 日記
 暑すぎ。 その暑い昼間、ツタヤへ行ってきた。 韓流時代劇の「イ・サン」の放映がオリンピック中継のために先送りになるとか。 「我慢できないよー」という訳で、丁度100円クーポンがメールで届いていたのでレンタルしてきた。 しかも、只今キャンペン中で、60才以上の爺さん婆さんは、1日1本無料とか、返しに行くのが「面倒くさいなー」と思いながらも4本300円也で借りてきてしまった。 

 今日は土用の丑の日、スーパーでは普段の鮮魚売場が全部「鰻」に変っていた。 何も「土用の丑」だからといつて、「鰻」を食べなきゃならんことはないので、高価な「鰻」はスルーして、1/10の値段の「さんま」の蒲焼を買って来た。 そりゃあ「♪味が違う、匂いが違う、値段がちがう… ごめんね、国産うなぎと、また比べてる あ、あ、あ、イミテーションゴールド♪」 みたいな感じで夕食で食べた。 

 ついでに、「県民ショー」で紹介していた「衣笠丼」も作ってみた。 京都の人はみんな「衣笠丼」が大好きで、どこの食堂に行っても殆どの人が「衣笠丼」を注文して「うまい、うまい」と、がっついているそうだが、あれは番組上のことで、そう度々「衣笠丼」を食べていたら、なんか「ミジメー」になりそう。 「衣笠丼」は、油揚げと卵と九条ネギの丼で、小遣いが少なくなったとき、よく学食で食べていた安価な「きつね丼」とかわらない。 たまになら、あっさりしていていいけど…。 (+o+)

  

蝉しぐれ、猛暑を演出

2012-07-27 | 日記
 昨日の朝、今年初めての蝉の声を聞いた。 アブラ蝉が「ジーシャンシャンシャン」とワンコーラス忙しく鳴いたかと思うと、ピタッと止んであとは「シーン」 「ははあん、先に羽化したメスが待ち受けていたのだな」今頃は子づくりに励んでいるのだろうとゲスの勘ぐり。 

 今朝は早くから蝉の大合唱、只でさえ暑いところを更に暑い効果音、たいがい参ってしまう。 そんな時に出会ったのがコレ。 コレは私の元気の源、私の命を支えていてくれるといっても過言じゃないと思う。(個人の感想です。 効能ではありません) 
 「コレって、どんなサプリ? にんにく? 黒酢? スッポン? ゴマ? 鮫の軟骨?」
 「あ、いえいえ、スポーツドリンクです」
 
 実のところ、私はそんなに元気でもないし、若々しくもないのだが、電車やバスの中で席を譲られたことは一度もない。 昔から「今時の若い者は、年寄りに席を譲らない」と言われ続けている。 しかし、若者の所為だけではない。 譲ってもらう老人側にも原因があると思う。

 お婆さんが電車に乗り込んで来たので、実直そうな少年が言葉こそかけなかったが「すっく」と立ち上がった。 お婆さんは「わたしゃまだ若い」とでも主張しているのか無視している。 少年はまた座ることもできず、きまりわるそうにその場を去った。 そうかと思えば「すぐ降りますから…」と断っておいて、次の駅でも、その次の駅でも降りようとしない。 例え短い区間であっても、「ありがとうね」と素直に好意を受け容れてやれないのか。 少年たちの優しさや、敬老の目を踏み潰していることに気付かないのだろうか。

 昨夜のTV「秘密の県民ショー」は、京都を取り上げていた。 その中で、京都府民は「京都は老舗が多い」「明治の操業では老舗とは言えない」と胸を張っていたが、これは京都の人々の努力だけでそうなったのではない。 戦争が為したことだ。 米軍が京都の古跡を護る意思を持って、空襲を避けたためであろうと思う。 大阪や神戸は、まともに空襲被害を受けている。 大阪人も神戸人も、戦争から再興した短いながらも根性の老舗を誇るべきだと思う。