雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

詐欺予知トレーニング(SYT)

2012-01-28 | 日記

 工場、作業現場、道路交通、オフィスに於いて「危険予知」は重要である。 その危険予知能力を高める訓練をローマ字表記で 「KYT」、低燃費を「TNP」と言うが如し。 これは、家庭に於いても重要で、例えばフロアに広告チラシが落ちているのを見つけると、これを踏むと足を滑らしひっくりかえるかも知れないと誰もが思う筈だ。 この「危険かも知れない」と予測する能力を高めて安全に導こうと言うのが(KYT)である。 そして、安全策として広告チラシを片づける。 「この棚は、お爺ちゃんが吊ったものだから、重いものを乗せると落ちて下に居た者が怪我をするかも知れない」と、補強させたり、ティッシュ・ペーパーより重いものは乗せないようにするなど、安全策をとるのだ。 家庭に於けるささやかな「危険予知訓練」でも、いろいろな危険に気が付く。 

 この「危険予知訓練」の要領で、「詐欺予知訓練」を自分でしてみたらどうだろう。 それには、様々な詐欺の手口を勉強して、「騙しうるシチュエーション」 「騙されうるシチュエーション」を想定できるまでに意識を高めることが出来れば鬼に鉄棒ではなかろうか。 一寸法師に木綿針かな? 

 現在は、「騙し」の時代。 コマーシャル然り、訪問販売然り、電話勧誘然り、我々純良(?)な老人には、その道のプロフェッショナルが張り巡らした罠を見抜く力は到底ない。 「なんとなく怪しい」、「・・・かも知れない」と思う「と思ったら、身近な若い人にすぐ相談する習慣を身に着けたい。 「老いては、まず子の意見を聞け」である。 

 (詐欺予知トレーニングは私の造語なので、使って恥をかかれないように)