「成金」堀江貴文 2011徳間書店
「拝金」では本当に自分で書いているのか疑ったが、ホリエモンだと自分で書いたほうが早かったりするのかと思い始めた。
(※ 2014年03月10日『ミヤネ屋』堀江貴文ゴーストライター疑惑(佐村河内事件を受け))
(※ 佐々木俊尚「ホリエモンの本も2冊書いてます」)
鳩ボールに続いて水溜りのおたまじゃくしはいいね。
ちゃんと最後のほうでもう一展開あって、きれいにつなげて、最後はかっこをつけて。
あとがきで『拝金』ではスピード感、失踪間、わかりやすさを重視すべく、あえてストーリーの一部をはしょった。・・・とあるが、いやいや、こっち(成金)の方が読みやすいよ。
なんか、次の作品も楽しみにしちゃっていますが、いいですかね。
ただね、感情移入とか熱気が伝わるとか、そういうのは一切ないから。
どっちかというと遠くから覚めた目で見ている感じ。
ああ、そうか。躓きか。
主人公の躓きが伝わってこないから、ゲームの展開を見ているような気分なんだな。
(あ、映像化にはこの曲をつければ、脚本のイメージがかなりいけるかも)
行き当たりばったり的なラッキーもあるのに、そこでどきどきがないものね。
計算ずくで成功した人間は、それが見えちゃうんだね。
って言うか、こちらがそういう目で見てしまっているのか。
次は『泣かす』か『怖がらせる』か『呆れさせる』か『笑わす』か、何か一つ心を動かすシーンをお願いしたい。
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