『子どもの被爆のほとんどは学校以外です』
そんなことを言いたいのかと思える文書(PDF)の公表がありました。
3.8μSv/hの学校で遊んでも大丈夫だよと、そう言う文科省は、更に「学校での被爆は生活の中の17%だけだよ」と言い出しました。それはつまり、「将来癌になっても、それは学校の責任ではなく、親の管理が悪かったのですよ」と言いたいわけですね。
ここでも内部被爆について語られていません。
親が家で一生懸命放射性物質を掃きだして、食材も北海道や関西のものを取り寄せていたりしても、子どもは給食で地元の汚染された食材を強制的に身体にねじ込まれているのです。
そんな状態を作り出している文部科学省が、また無責任な文書を出したものですね。
これにはまた、「子どもの被爆量は10mSv/年以下」という間抜けな方針(大臣発言?)が絡んでいます。
さまざまな生活スタイルの子どもがいる中で、無理やり9.9mSv/年を作り出して正当性をアピールしようとしたに過ぎないことは明白です。これで子どもたちの健康を気遣っているとポーズを取っているのです。
数字をいじっているだけで、何も変わっていないじゃないですか。
おそらく、このような発表を信じている学校では、子どもの被爆量は全員20mSv/年を超えます。
その他、同日発表の文書たちを見ても、全て学校での影響を少なく見積もるものになっていると疑います。
内部被爆を語る部分がわずかにある文書(PDF)にも、都合のいい係数を使っているとしか思えなくなっている。
舞い上がった砂埃のようなもの(吸引・経口)しか検討されていない。給食はどうした。
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