
「LA HOJARASCA y Otros Cuentos」G・ガルシア・マルケス(1972) 1980新潮社
- 「落ち葉」 ああ、「百年の孤独」だな。マコンドだ。
- 「世界中で最も美しい男の溺死体」 困ったもんだ。目の前にあっても手の届かない、実用性もないもの。あ、アイドルだ・・・
- 「大きな翼をもった老人」 天使という生物がいたなら、老いた天使もいることだろう。
- 「ブラカマン 奇跡を行商していた善人の物語」 詐欺師への懲罰、善人は助手じゃなくて地獄の番人?
- 「幽霊船の最後の航海」 句点(。)がなかなか見つからない長い文章、かんべん。作品はともかく、安楽椅子の上で人が死ぬと、安楽椅子が犯人という表現(認識)が面白かった。あれだな、今の日本で一番の殺人犯は病院のベッドだな。
- 「イサベルの独白(モノローグ) マコンドに降る雨を眺めながら……」 長い雨「落ち葉」や「百年の孤独」の一節のような。
- 「ナボ 天使に待呆けを食わせた黒人」 え~と、お前はもう死んでいる。何年待たせるんだよ。
面白いっていえば面白いし、ガルシア・マルケスだから「百年の孤独」を読んで馴染んでいるけど、安部公房が薦めるから読んだだけで~他人に薦めるかといえば否だな。文学とか芸術なんて、私たち消費者からすれば読む価値がない。こういった作家の作品は、映像作品にでもしてくれないと消費対象にはならないだろう。
一瞬、ガルシア・マルケスの作品を一通り読んでしまおうなんて気が起きたが、それをやると他の作家にも手を出すことになりそうなのでやめておこう。安部公房作品と同様に、読み込むつもりはないのだから。
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