「シルバー川柳」みやぎシルバーネット 2013河出書房新書
老いた夫と妻、孫、健康(薬)、金、あの世、葬式・・・
読むだけならば30分かからない。
ゆっくり裏読みして楽しむものだろう。
毎日数句をチェックして、気になるものを通勤中に反芻してはどうだろう。
ちなみに、私の一番気に入ったのは
「試験下手 介護認定 またこける」
これはすごく深い!ブラックだよ!
もうね、佐村河内守さん真っ青の社会的現実かもよ!
介護認定詐欺が横行している世の中、家族は少しでも経済的に楽になりたい。なのに、実際は認知症や介護認定では、年寄りが調査員を前にすると普段以上に集中して格好をつけてしまう。真面目な家族ほど、思うようにまともな認定を受けられないという。そして、嘘吐きがみんなの税金をかすめ取る。
そんな意味を読み取ってしまうのだった。
「シルバー川柳 孫へ」は、艶あり戦争ありでお宝保存版ですぞ!
私の好みは第5章。
「笑栗(えみぐり)」とは?
熟していがが開いている栗の実(笑った口のように見える)
「オタク川柳大賞」なるものもあるらしい。過去のものも公表している。
レベルが低いかと思ったら、『ミニドラマ名作劇場』で映像化されたものは素晴らしいぞ!何回も笑った。納得した。
Twitter
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます