「増補 打ったらハマるパチンコの罠 PART1」若宮健 2010社会批評社
パチンコ(wikipedia)
なんか、この著者はノスタルジーに浸る「昔は良かった」系のじゃま臭いジジイかと思ったが、それに加えて管理されることと小泉元総理が大嫌いな偏屈ジジイだった。切れやすい若者だの、地域のつながりだの、昔は良識があっただの、あんたの周りの環境が変わっただけだって。
パチンコの今のあり方をどうにかしないといけない、かなり社会に悪影響を与えていると言うのは同感なんですよ。でも、話の展開の仕方と語り草が好みじゃない。著者の好みやこだわりは鼻につく。総論反対各論賛成結論疑問かな。
この時期だから思ったのは、原発とパチンコの共通性ですね。
どちらも巨額が動き、マスコミや政治・行政に入り込んで根を張っているということですね。
ギャンブルとしての体裁をごまかすための換金システム(三店方式)と、監視する役目の警察のあり方はいつになったら道理の通るものになるのでしょうか。(政治家や警察は道理など関係ないのでしょうな。
パチンコ依存症という病気である状態。
これですわ。
問題ですわ。
わたしもそうでしたわ。
休みは朝9時から夜11まで14時間打ってまうんだわ。
社員旅行でも自由時間はほとんどパチンコって、あほちゃうか。
これはいかんよ。
やめれーへんわ。(止められません
借金して、甘えられる人が周りにいる程、巻き込みながらハマっていく。
「もうしません」
そんなもん、信用したらあかんよ。
殺すか隔離するくらいのつもりでないと治りゃせんわ。
おおお、『ミリオン・ゴッド』~~~(パチスロ)
5日間で100万稼いだ機種!
その後2週間で200万突っ込んだーーーーー!
それ以後、一切打たなかった
ああ、なんか若宮さんは『海物語』をお気に入りなのか、リーチアクションなどの表現が楽しそうですね。
でも、わたしなんかは『ギンギラパラダイス』(権利物パチンコ)の頃のファンなので、フィーバー系は好きじゃない。
『海物語』なんて回らないし、爆発しなければ面白くない勝てない台だったもの。
リーチで興奮状態になって当たり確定直前でピークを迎える!その通り!
そうなんですよ。だから、みんな隣の台でリーチがかかると覗き込むんですね。隣が当たると悔しいけど、その時はリーチで気持ちよくなっちゃうわけだ。それを知っているから、自分のリーチを隣から覗き込まれると、気持ちよさを盗られるようで腹立たしかったりする。余裕がある時は逆に快感のおすそ分けって感じで「さあ、皆さん、わたしのリーチを御覧なさい」なんて、身体を背もたれに寄りかからせたりするのですね。そういうやつを見る側は、これまた逆に腹が立つわけだ。
テレビ番組でのリーチシーンはいいですね。誰のリーチという意識は無く、単純にリーチでだんだん気持ちよくなってくる。あ、やべ、依存症が治ってないかも。普通の人でも、テレビ番組の中のリーチでも気持ちいいよね?ね?
パチンコを打っている人たち、「電線に止まった鳥」なんて格好のいいもんじゃないですよ。
私に言わせれば「ケージの中のブロイラー」ですわ。
そうそう、CRですわ。
ありゃあ、なーも意味がありゃーせん。
脱税対策?現金でも打てるようになっとるがね。
あーなもんは、機械を売りつけて手数料(みかじめ料)を警察が集め続けるためだけのもんだら。店が負担するその金は結局客から搾り取ってんだから、権力の横暴、一番たちの悪い泥棒ですがね。警察が天下り先を増やすためだけにつくったいらんシステムだらーで、今すぐなくしゃーいいんだわ。
CRは「みかじめ料を払えば、射幸心を煽ってもいいよ。見逃すよ」っていうえげつないシステムだからにょ。
そういった店と警察のつながりの所為で、遠隔操作(当たり外れ不正操作)なんかも蔓延っているわけだから。検査の日時とかは警察と店で打ち合わせてるんだから、やりたい放題ですよね。警察を管理するはずの国家公安委員も警察が人選しているから、何もできないとか。そりゃだめだよ。
この本ね、パチンコ依存症の人が読んだら打ちたくなるわ。
台の説明と、リーチから当たりまでの動きなんか、脳内麻薬出っ放しになるでしょ。
ギャンブラーとしてのあり方とか書いてあったりすると、「オレも」とその気になってしまうでしょ。本来の論旨を忘れて、もうパチンコ屋に気持ちが走ってしまうかもしれないでしょ。実際にこの本を読みかけにしてパチンコを打ちに行った人間がいると思うよ。
ああ、もうね、完全に治っていると思ったけれど、アル中と一緒で一生治らないものなのかもしれない。本を読んでいるだけで打ちたい気分になるもの。
若宮さんは国民番号とか窮屈なものが大嫌いなようですが、これを使えば依存患者にパチンコを禁止するようなシステムができると思うんですよね。
パチンコなんて無くなってしまった方がいいと思っていますが、娯楽とか憩いとか言う意味で残せるのであれば、システムの改善でこのしてもいいのかもしれないとも思います。
「いつでも誰でも行ける」のが悪い方にばかりでなく、逆に有利に働くことも考えられるんですよね。
年寄りがゲームセンターにたむろする時代、それに合わせてパチンコも1円パチンコだの、0.5円パチンコだのに変化していっているじゃないですか。
まずはCRを廃止させて、もっと回るようにして、ギャンブルではなく遊びとして残す。(やっぱ換金禁止ですかね。
それに、パチンコが無ければ競馬や競艇でもっと早くすっからかんになって、そこからもっと大きな犯罪を犯すような人がいっぱいいるのかもしれないし。それなら、競馬や競艇を先に禁止しなければね。
パチンコでなくした時間と金がもったいなかったと思うのがもったいない。それが無かったら、どれだけの暇を持て余したでしょう。使い込んだ金で高級車を買っていたら、経済を回す役にはたったかもしれないけれど、もしかするといい気になって交通事故を起こして塀の中にいたかもしれません。世界旅行に出かけていたなら、テロの犠牲になったり強盗に強姦されて殺されて行方不明だったかも。そういう目に合わなくても帰ってきてからの暇な時間をどう潰すというのか。本を読む人間なら最初から読んでいるし、パチンコで使った金と時間が必ずしも無駄であったとは限らないのだ。その経験のおかげで人に説教をできたりするかもしれないし、銀行や証券会社などの詐欺から身を守れるようになるかもしれない。
ああ、そうだな~パチンコ依存で借金をする人は、きっと他でも失敗する人だろう。ただ、こういう人の近くに『いつでも誰でもいける』パチンコ店があるのは不幸だな。やっぱり最低限、システム的に管理を見直さないといけない。ギャンブルのままならば特別な場所と管理が必要だ。
あ、モナコやフランスのカジノって、自国民は入れないの?ひでー!
って言うか、自国民を守らない日本がひでー!かも。いやいや、やりようはあるはず。
若宮さんはビギナーズラックやら運だのあげまんだのというものを信じるらしく、そこらへんがオカルトで頭が悪い感じになってまうんだな。残念だけど。この人もホント、ご自分でも言っとらっせるけどパチンコ依存になりやすいタイプの一人なんだわ。それだけにパチンコの怖さを感じるんだわな。
世の中もおかしいですよね。たしかに。
借金のできる場所が多すぎる。カードもどんだけ借金できるんだよ!カードの明細の横にある利用限度を見るたびにびっくりするわ。
借金をしてギャンブルで返そうなんてのは無理!
家族でそういう人間がいたら、弁護士に相談して借り入れができないように手を打ってもらうべき。そうです!そして、精神科医(依存症治療)へ!
ギャンブルで勝てるのはいかさまだけ
昔は回転数でプラスの計算ができ、遠隔操作も無かったので純粋なパチプロが存在したのです。
しかし、素材技術とコンピューター技術の発達によって、どんないかさまでもできる時代になってしまった。
だから、勝てるのはいかさまができる人間だけということになってしまう。
『パチンコを失くそうぜ』って言う本で、上手い打ち方(損を減らす)なんか教えてどうする・・・
『土日連休本正月は打たない』『客の少ない店で打たない』おお、同意。
『リーチの出方、アクション』いや、それはないだろ。システム的に組み込んであるのか?そうでなきゃオカルトですわ。
まあ、今の台は釘が余り関係ないような、釘師でもいじりにくいだろう形に見えますから、昔のように『よく回る台を選ぶ』なんてことは言えないんでしょうね。
運の流れなんてものはありませんが、潮時、引き上げ時というのは理解できます。
ジェットカウンターのごまかし・・・
あったような気がするな~大勝ちすると箱の数と全体が合わないんだよね。10万近く稼いでいるから気にしなかったりするけど、箱に玉を詰めるときはきっちりならすようにしていたから、そんなにずれてくるわけが無かったんだ。そういうことが何回かあってからは、5箱毎に分けて流すようにした覚えがあるわ。やっぱりあったんだな。
パチンコ客は年々減っているらしい。
ああ、ネットのおかげかもね。しつこく仕掛けるネガティブキャンペーン『パチンカス』扱い。そして、ギャンブル依存症になりやすい性格を見ていると『アスペルガー』を連想するよ。これもよく書き込みに見かけるわ。
パチンコ店とメーカーはコマーシャル攻勢をかけているが、果たしてどこまで持ちこたえられるのだろうか。
早く警察や国会議員に『美味しくない』業界になってもらいたい。
パチンコ議員
民主党39人(この1年で7人増加、2007年末は20人だった)
まあ、パチンコに信念を持つ議員がいるとは思えないので、
ここに並ぶのは金で動く人間ということでしょうね。
調べてみないとわからないが、
(金を貰って)
原発推進の人間ばかりなのではないか。
2007年末は自民党25名→2011年06月10人
公明党6人→3人
与党には金が流れる形が見える。
ギャンブルの比較の話しになると、『競馬なんかは払い戻しが75%で25%は最初から抜かれてますよ。それに対してパチンコは払い戻し97%という健全な遊びなのです』なんていう詭弁が使われるわけです。これもパチンコ啓蒙活動ですね。
でも、使い方が違うんですよ。単純にどれだけになるか計算してみますよ。1時間に6000発で24000円。1時間に使うのは2万円くらいで24000円は多すぎると思いますか?当然、チューリップなどの払い戻しがあるから、実際に使うのは2万円くらいでしょう。でもその払い戻しの分を打ってしまっているんですよね。だから、1時間に打っているのは24000円。その3%は720円。1時間打つごとに平均で720円取られる計算。そこにまた、さくらなんかが出したりする玉の分や、店が内緒で抜いている分が上乗せされて、本当は1時間当たり2000円近く負け続け(それでも払い出し91.7%、現金の出し入れでも90%計算)ていると思いますよ。依存症になるくらいだと月に100~300時間打ちますから、20~60万は負けていくことになります。
97%払い戻しの何がおかしいのかというと、払い出しをまた打ち込むので複利計算で取られている。そして、なによりも使う金額の多さ。それは時間に比例していくのです。パチンコで毎日2万円使う人間が、月に一度の競馬で60万円使うでしょうか。使う人もいるでしょうが、一般人にその感覚はないと思います。パチンコは積み重ねで自分で思っている以上に使っている。例えば月に100時間打って20万円負けている人は、使った金額が288万円で払い戻しが268万円ということなのです。常に財布に入っている金額は2~5万程度でしょうから、それほど大きなばくちをしている意識がないのです。
30万円持っていた人間が、月に1回競馬に行って全額かけて75%払い戻したなら、手元に残るのは22万5千円。では同じ人が競馬でなくパチンコで1ヵ月に100時間打ったなら、手元には10万円で月の実質払い戻しは33%です。もちろん、競馬の場合はさらに他のレースを繰り返してすっからかんになるので本当は0%でしょう。ただ、常に行って勝負できる状態にあるかどうかの違いがあるという話であり、払い戻し97%が健全安全などというのは嘘だということなのです。
パチンコは遊びとして使う(捨てる)金のある人には健全に近いかもしれないが、生活費を使い出したり借金をした時点で健全ではなくなります。そして、ほとんどの人が生活費に手を出し、生活レベルを落としてまで打ち続けているのは異常だ。貯金を崩してまで打つのはおかしい。
ああ、パチンコの話をしているとなんだか楽しい。
あああああ、やばい、やっぱり依存症は治っていないらしい。
絶対にパチンコ屋に入ってはいけないね。トイレや駐車場を借りるのもNGだ!
『人間は転ぶことが恥ずかしいことではなくて、
起き上がれないことが恥ずかしいことなのです』
(あとがきより)
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