「バラヤー内乱」ロイス・マクマスター・ビジョルド(1991) 2000創元SF文庫
コーデリアは複数の子供を計画するP74の「先祖返りした遺伝子の欲望」という表現が好きだな。まあ、結局マイルズだけになるわけだが・・・(※他所で作られたマイルズのクローンであるマークが別の作品で登場する)
ソルトキシンという薬品は現在存在していないようだ。
検索するとこのシリーズしかヒットしない。
これとその解毒剤は非常に重要なものだからね。
ひねくれたやつらが誕生する原因としての説得力ね。
そしてコーデリアの活躍が価値観の違いで面白くなるのは、511ページでの尊敬の現れ方とそれに本人が気づくところにあった。
コーデリアの理想(勘違い?)と現実。
想いと立場(資質・行動)の反転。
(※「ミラー・ダンス」でコーデリアは非常に高い分析力を見せるのだが、それが自身には反映されないのか。それとも単に年齢を重ねた結果か)
マイルズマザー、面白いわ。