きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

2005年11月18日 02時22分41秒 | ぐだぐだ
neetpfが女性として生まれていたなら…そんなF

 ”P”もう一人のF
 なんやらバトンのおまけ記事です。

 あまり豊かでない兼業農家に生まれたFは、幼い頃から家事の手伝いをされるのが当たり前の生活をしていた。数少ないご近所の子供たちも同じような状態だったから、何も疑問に思ってはいない。
 Fが小学校に上った頃から学区に建売住宅が林立し始め、転校生が大勢やってくる。小学校もそれにあわせて鉄筋コンクリートの校舎が増設されて、木造校舎は取り壊された。
 Fは級友の家へお呼ばれになり、そこではじめて彼女たちが家の手伝いをしていない事を知る。自分たちのように家の手伝いをするのは家が貧乏だからだ。Fはそう思い込んだ。楽して暮らすにはお金が必要なんだ。
 Fの生活が変わる事は無かった。毎日遊んでいる住宅の子達を横目に見ながら、まっすぐに家に帰る毎日。

 中学時代から何人かの男子から肉体関係を迫られるようになっていたが、それを利用するようになったのは高校生になってからだった。
 性病、中絶を経験しながらも高校を卒業。
 親元を離れ、早く自由になりたかったFは東京へ出る。何でもよかった。だから適当な専門学校へ入った。寮生活はおかしな先輩が鬱陶しい。まあ、そこへ通うのもアルバイトで自由な金が手に入るまでだった。
 アルバイトで稼いだ金でアパートを借りて一人暮らし。それは天国だった。家事は少しも苦痛ではないし、いやな先輩たちもいない。
 もっとお金が欲しかった。手早く稼げる仕事が都会には待っていた。

 世間でエイズが騒がれ始めた頃、Fは十分な貯金を持っていた。
 『そろそろ潮時かしらね…』

 7年ぶりの実家。
 親はFの顔を見て大喜びをしてくれた。どんな生活をしていたのか詮索もせず、ただ、無事に帰ったことを喜ぶ両親。二人はFの記憶よりもずいぶんふけていた。
 「家、改築するの?」
 「ああ、ほら、駅ができただろ、あれで土地が高騰してな…」
 要は両親は土地成金となっていたのだ。
 Fが身体を売って貯めた金など、それに比べたらはした金だ。

 Fは暫く遊びまわったが、旅行も贅沢な食事も男たち(恋)にも飽きてしまった。
 子供でも作ろうかしら…

 両親は子供達(孫)の面倒をよく見てくれる。
 父親が誰かも詮索しない。

 ああ、お金って、生活を変えるのね…


 世の女性方、申し訳ない。妄想です。叱ってやってください。
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2 コメント

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こっちは (なるもにあ)
2005-11-19 06:46:09
せしりあ様用にとっておいたのですが、

先駆けっ♪(せし様、ゴメンナサイ!!)



やぁ、すごい文才だね。(びくり〜)

なんか一時期の林真理子を彷彿とさせるよ。



>Fが身体を売って貯めた金など、それに比べたらはした金だ。

って、とこ、けっこうズンと来ますね。

なんだろう、この変なリアル感。



あまりに正攻法でこられちまったから

突っ込みようありません。

せしりあ様からお借りして、

「わたしまけましたわ」発動させていただきまふ。



意外な才能に驚きつつ。続く!(続きません!
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若い時は思ったんですよ。 (neetpf)
2005-11-19 15:50:08
自分が女だったら、気持ち良いことで楽して大金が稼げるなあと。

今はそんなことを思いませんけど、貧乏ってのは目の前しか見えなくなるんですよね。

この記事(妄想)はそんな自分の欲望(物欲)を否定するつもりで書きました。

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