「子どもに薬を飲ませる前に読む本」山田真 2010講談社
P9まえがき「病気を治す薬はとても少なく、病気によって起こった症状をやわらげる効果しかない薬がほとんど」
「抗生物質をたくさん飲むとアレルギーの病気になる率がいくらか高まるという報告がある」
『効かない』『副作用が大きい』薬は使わない方がいい。
薬の飲み忘れをしてもまとめて飲んじゃ駄目。それはわかる。でも、抗生物質の場合は飲み忘れた分をまとめて飲んでもいいのか。むしろ飲まないと駄目なのか!そうなのか!びっくり!まあ、そうか、目的が違うんだな。症状の緩和なのか、細菌をやっつけるのかと。だから、普通の薬は症状が改善したところで途中で止めちゃってもいいけど、抗生物質の場合はちゃんと最後まで飲み続けないといけないわけだ。
体温は一日中一定ではない。
そうでか。そうですね。体温といえば私は活動時間帯でも35.9度でした。起きたときには35.5度って・・・うわ、基礎代謝が落ちているんだろうな。若い頃は代謝が激しかったので他人のそばによると「暑い!」と言われましたが、今は「暑苦しい」と言われる残念さがあります。
まあ、体温は目安ですか。人それぞれ、時間帯にもよると。体調・症状の方が重要ですな。
子どものひきつけって結構普通にあるんですか。そうですか。でも、親にしたらびっくりしちゃいますよね。薬がなくても治るとはいっても、やっぱり医者には行っちゃいますね。まあ、知っていたって万が一が怖いもん。
で、薬が出されてもそれは「お父さんお母さんを安心させるため」なのか。ははは。
せきをぴったり止める薬はない。ほお。
さすが情報社会!抗生物質に対する問い合わせは増えているんですね!
おお、腸内の良い細菌までやっつけてしまうと普段悪さをしない細菌がそこへ増殖してしまうぞと。ああ、他の本でも読みました。
むむっ!ピロリ菌は食道がんを抑制しているかもしれないと!?そんな研究もあるのか!胃潰瘍でピロリを退治してしまった私は食道がんになる率が上がっているかもしれないのか!むむっ!そういえば、舌苔が毎日のように見られるようなになったのはその頃からのような気がする。年齢的なものだと思っていたが、関係あるのかな。でも、胃潰瘍は辛いからね。あれはやっぱり治さなきゃ。ピロリ退治は仕方ないよね。
山本先生は抗生物質には肯定的なようでありながら、それでもやはり現在の日本の医療現場での使われ方には否定的なのでしょう。強い薬は慎重に使うべきだと。
P142「抗生物質は万能薬だと思っている人もいますし、かぜをひいたら抗生物質を飲めばすぐ治ると思っている人もいます」申し訳ありません。それは私でした。
p143「しかし、抗生物質が効くのは細菌感染症であってそれ以外の病気には効きません」
で、海外の比べると日本での抗生物質の使い方は甘いんですね。使いすぎなんですね。
抗生物質の予防投与は過剰使用・過剰防衛P156
中耳炎に抗生物質は効いていない
全世界のタミフルの8割を日本で使っている!ああ、報道もあったような・・・
タミフルはインフルエンザの熱が下がるのを1~2日早くするだけ、リスクの方が大きい。
おお!ここまではっきり言って貰えるとうれしい。昔は重症患者もいなかった(少なかった)ということで、タミフルが重症患者を増やしているのかもしれないということですよね。うほっ!そういうデータが出てタミフルが使用禁止になったら面白い。薬害訴訟ですね。
ぜんそく・・・子どもの頃、数人のともだちがそうだったらしいのだが、症状が出ているのを見たことはない。
ネブライザー、スピンへラー・・・なんか、(子どもの頃なら)家にあったら憧れる。
p212「日本では薬の評価が甘く、欧米の方が「科学的根拠のはっきりしている薬」だけを使う傾向があるのです」
p231あとがき「日本では本当に効くのかどうかはっきりしない薬が山ほど出回っています。欧米では新しい薬を発売する際の認可がかなり厳しいようで、効き目のはっきりしない薬は市場に出回らないようです」
ええー!びっくり!日本の薬の認可は厳しいから遅いって言うのは嘘だったのか。もしかしてやっぱり日本の製薬会社を守っているだけなのか!そうだろうな。日本ほど薬の種類が多い国はないって言うよね。滅茶苦茶だ。そりゃ、お医者さんが薬を把握できるはずがない。
p231あとがき「日本の場合、はっきり言って製薬会社と医者・医学者とは癒着しています。医者が開く勉強会は、小さい規模のものでもほとんどすべて製薬会社がスポンサーになっているのです」
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