なぜだろう。
NHKのみんなのうたで見たときは、どんどん涙が出て止まらなかったんだよね。
でもね、youtubeで歌手が歌っているのには何も感じなかった。
埃が目に入っていたのか。
精神的に弱っていたのか。
いやいや、イラストとの相性が、作品の奥深さを醸しているに違いない。
「助けられたひよこ」は嘘か隠喩か、裏返して本当か。
どれにして考えても泣けてくる。
この気持ちいい悲しみと喜びは、鉄拳のパラパラ漫画と同じものだ。
でも、もう少し複雑だよ。
たすけてくれたあなたはどうなったのだろう。
ほんとうに「よくねている」だけ?
なぜ、わたしはそんなことをいっているのだろう。
きれいなつきをみることはあるのか。
もう一回見て泣いた。
きっと次も泣く。
NHKのみんなのうたを録画して見てみて!
※録画をしてみたら、最後の最後で死んだと思っていた旦那の手が動いて頭を撫ぜている!
あれ~?「世界一陽気な通夜のうた」だと思っていたのに。
「これからもあなたといきていく」は適わぬ希望だと思ったのに。
涙で見逃していたわ!
ありゃりゃ、・・・いや、あの手が動いているのこそ要望・希望なのだ!そうに決めた!
そうすれば、旦那は死んでしまった、これから通夜だ!その前に二人きりに!という形で収まるじゃないか!
わたしはそれがいいのに・・・
(さらにさらに深読みすれば、実は奥さんの方がそこで死んでいたりするのも有りかと。つまり、旦那が死んで、奥さんも追うように死んで、二人ともそれに気付かない。だから、ベッドの脇だし、旦那の手も奥さんの頭を撫ぜるのね。あの手は霊の手なんだ・・・ってか)