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「日本乗っ取りはまず地方から」村田春樹

2015年02月28日 20時14分49秒 | 読書とか

「日本乗っ取りはまず地方から 恐るべき自治基本条例!」村田春樹 2014青林堂

この本を読んでわかった自治基本条例の問題点はひとつだけ!
それは『市民(住民)』の定義
それだけ。
それがきちんとしていれば、『ナンチャッテ市民(外から来た無関係な人間)』を排除することは可能だ。

 住民投票に参加できるのは・・・私的には最低3年住んでいないと認めたくないな。(本当は2世代30年以上)
 数か月なんてことになると、住民投票のために入り込む「プロ市民」に住民意思が歪められそう。

「自治基本条例」を市長がやりたがるのは、実績を残したいからだという主張は納得。
なんか、「市民憲章」みたいなものにしか見えないものね。

 

サヨクを嫌うこの本を読んでいると、著者のような右翼(?)も嫌いになってくる。
このような突っ込みどころしかないような本、どのページを開いてもまともな論証の無い本がなぜつくられたのだろう。
これほど読者の反感を買うような作り方をしているところを見ると、本当は自治基本条例を推進する立場なのではないかと疑う。
どれだけ読んでも「市民の定義」以外の問題点が見つからないように書くことで、読者に自治基本条例はそれさえクリアすれば問題ないのだとイメージづけるのが本当の目的ではないのか。
確かにそこまで考えると「自治基本条例」には他にもっと大きな問題があるのではないかと疑いたくもなる。

とにかく、本自体は文字が大きく読みやすく、内容も薄くわかりやすい。
論証も証左もない、思い込みと一方的な偏った認識による感情論。
あらゆる認識が思い込みだから、説得力があるはずもない。
それだけに「反日」を攻撃しながら自ら反日になっている愚かさが、演出に見えてくる。

次は「平和都市条例」?

 

ああ、出版社(青林堂)が右翼出版なのか。
普通に検索をかけても、「青林堂」には「右翼」ばかり選択肢に出てくる。
なるほど、複雑な思惑があるわけではなく、この本の内容はそのまま著者の思想なのか。くだらねぇ。

 

 

※って、自分のところの自治基本条例を調べてみたら、「市民の定義」が曖昧なまま『最高規範』にされているわ。
でも、規範であって強制力はないんだよね?
っていうか、住民投票は市長が決めることになっていて、必要事項はその都度条例で決めるんだって。
問題ないんじゃないかな。
あ~良かった。
ってか、やっぱり「自治基本条例」はただの飾りみたい。

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20150228

2015年02月28日 19時27分42秒 | ニュース7

2015年02月28日(土) NHKニュース7

  • 川崎河川敷中1男子殺害事件 逮捕の17歳少年「18歳の少年が刺した」
  • ウィリアム王子、福島訪問
  • ロシア 野党指導者ボリス・ネムツォフ氏殺害~政府『政府へ批判を向けようとしている』~
  • 海底地震計、ナガスクジラの鳴き声とみられる音をとらえる
  • テニス錦織圭、世界ランキング4位に
  • ラグビー日本選手権決勝 ヤマハ発動機15-3サントリー
  • サッカーJリーグ始動、スーパーカップ
  • かんぽの宿、9か所営業取りやめ
  • 着床前スクリーニング研究計画
  • 原発作業員被ばく限度議論
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「21世紀の資本」トマ・ピケティ

2015年02月28日 11時11分11秒 | 読書とか

「21世紀の資本 LE CAPITAL」thomas Piketty 2014みすず書房

r>g 

日本の年金や郵貯はまともに運用していたら、どれほどの資本をため込んでいたことだろう。
その巨大な差額はいったいどこへ行ったのだろう。
とりあえず、巨大な資本はより収益率を上げるはずならば、そういうことになるよね。
政治家と官僚でどこかに隠しているのか?

「統計的アノマリー」

この本についていえば「文字のインフレ」
同じことを100回以上言っているよね。
通読するだけで1週間かかったよ。
ちゃんと理解できる人がうまくまとめれば、おそらく短編小説くらいのボリュームになり、そのページごとの収縮率は釣鐘型になるかもしれない。

この本を読むとね、政治家や官僚と経済学者への不信が深まるね。金融屋の胡散臭さもね。
安倍さんのやっていることも先送りと先取りに過ぎず、非常に危ないことをやっているのかも。で、インフレ誘導の目的もやっぱり借金(国債)の清算だよね。~インフレは分配機能もあるが、格差も広げる~
でも、現在の税制の複雑さもまあ、ちょっとは納得する気にもなる。治安の良さと経済的安定があれば・・・増税もね・・・ねぇ?

「消費」という部分がなんかしっくりこない。
私たちの言う消費は別の場所への資産の移動に過ぎず、個人では貯蓄の対岸にあるが、社会の中では逆に生産物の価値の固定(資本の増加)になるんじゃないのかな。だから、社会の中での資本の消費というのは戦争での破壊とか減価償却などの「価値の低下」だよね。どこかに定義が書いてあったっけ?

「資本」は人間の付けた価値であって、需要から生まれる幻想であり、信用の上に成り立っているわけで、その蓄積の始まりは自分の子孫の経済的・社会的安定なわけで、格差に対しては認めるしかないと思っていたんだよね。そういう相続によってであっても雲の上の大金持がいても、その人たちがその資本で多くの所得を得ていても、それを否定する気持ちは無い。だって、程度は大きく違っても、だれでもそのような状態に近づきたいと夢を見られるよね。
累進課税もいいけれど、やり過ぎによってそういう夢を詰んでしまっては、世界がつまらなくなるよ。まあ、閾値を超えた資本は相続税なら80%でも次の相続までに戻るらしいけど。

世襲資本主義の規制・・・世界的な資本税の提案
う~ん・・・
ギリシャみたいな国は?

世襲中流階級
プチ不労所得者

格差の正当性
教育・学歴の機会の格差

累進資本税?げげげっ!あー、でも、固定資産税の延長上であればわかるわ。
現在の累進課税が始まったのも、戦時の利益死守のためだった~
より効率的な運用へのインセンティブっていうのもわかる。しかし、そういう需要がない場所では資産減少(キャピタルロス)を加速するよ。ただでさえ地方格差があるのに、さらに加速して地方は死滅するかもね。あ、地方はもう払わなくてもよくなるか。固定資産税も減るからいいか。田舎で売るに売れずに持っているだけ状態の人にはいいかもね。あ、そうだ!いいよ、いい。

民主主義vs資本主義
なんか、この人の言う民主的っていうのは、かなり共産的なんじゃないかと思っちゃうのだった。

税収を上げるには少数の超資産家への累進課税よりも、貧乏人たちに広く薄くかけた方が効果的だったりする。
タックスヘイブン(アメリカとか対策をやっているのね、外国口座税務コンプライアンス法2014~)
経済の民主化?

金融の(世界的)透明性

ああ、気候変動ね。
これって、だぶついた金の投資先が欲しいだけだよね。
自然資産の劣化って…守るよりも変化に対応した方が当然安いだろ。変化の正確な予測が可能であれば、その範囲で効果的な防止策もできるだろうけれど。しかし、大して予測ができない状態で「気候変動を抑える」って、ほとんど無駄遣いになるのではないかな。

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