地元の松屋で

出勤電車内にて更新している

土曜日の仕事が終わり地元に着いて

駅前の松屋に立ち寄った

日曜の早朝で雨が降っていたせいもあってか

私以外にお客さんが居なかった

カウンター内の厨房でひときわ張り切る男性

先輩格のバイトから段取りを教わっていた

よく見ると教わっている側は老けて見えた

明らかに５０代と思われる

何らかの事情があってバイトしているのだろう

とにかく返事が良くて

客への声かけもちゃんとしている

恐らく入ったばかりで不馴れも手伝ってか

教わった事を忠実にこなそうと必死だ

カウンター向こうで

彼はトレイに消毒液を吹き付けて

ダスターで拭いているのだが

目の前で客が食事をしていて

消毒液が客の方に行かないか

或いは匂いが飛んで行かないかの配慮はない

トレイを拭くのに一生懸命だ

食べ物を提供する店でこれは不味い

先輩格のバイトもそれに気付いていない


少ししてから次の客が入って来た

明らかに水商売と分かる女性と

彼女が店長と呼ぶ男性

更にもう一人、店長より若い男性の３人組

彼女の口調から若くないのは窺える

チラ見したら短いスカートから

細過ぎる脚が丸出しだった

店長は彼女にセクハラしまくり

飲み屋の近くにある終夜営業の食べ物屋では

よくある話だけれど

この松屋の並びにはオカマバーもある

たまに仕事終わりのオカマちゃんが

同じ様にお客さんと食べに来ているのかしら？

明日は誰にも分からない

出勤電車内にて更新している

気持ちの良いお天気の土曜日である

仕事から帰って来てから

網戸交換の為に

ベランダ側の窓付近を片付けたり

職人さんが作業しやすい様に

物を移動したりと

朝から慌ただしかった

小一時間でベランダ側の窓付近は

かなりのスペースが確保できた

職人さんが到着するまでお茶を飲みながら

昨日留守録していたバラエティ番組を見た

その内、眠くなって来たが

横になると爆睡してしまうので

必死で耐えていたら

９時頃に職人さんが来て作業開始

僅か１５分くらいで新しい網戸に交換

彼らが帰った後はすぐに布団を敷いて

昨日の分まで超爆睡

少し開けた窓から入って来る風が

とても心地好くて

眠りにおちるまでに５分とかからなかった

目覚ましが夕方の５時にけたたましく鳴り

出勤準備を始める

テレビには熊本からの中継が映し出され

まだ余震が続くなか

不便な生活を強いられている被災者の姿

２度の震度７に見舞われた地区など

家屋の損壊により立ち入り禁止の赤い紙が

玄関に貼られて

長く住み慣れた我が家を見つめて涙する家人

悲しみと絶望

テレビのこちら側の人間も明日は我が身

１年後に同じ様に涙しているかもしれない

明日は誰にも分からないのだ

ベランダの網戸交換で

出勤電車内にて更新している

昨日、例の防音工事の担当者Ｍさんから

メールが届いた

明日の午前中にベランダ側の網戸を交換すると言う

えっ？網戸は既に新しいガッチリした枠組みのものに

替えて貰っていて何の支障もないはずだが…

それよりも台風の時に備えて

雨戸を付けてくれた方がありがたいと思う

Ｍさんから防音工事完了の挨拶があってから

部屋の中は片付けもしないまま

ベランダ側の窓の付近も物が溢れている

パソコンデスクに向かう為に

半畳ほどのスペースがあるだけだ

職人さんが入って作業しやすい様に

また片付けしなくてはならない

今朝、仕事から帰って来てから

たっぷりと時間があったのに

ネットで遊び倒していたら

いつの間にやら昼になっていた

明日、仕事から帰って来たら

またバタバタと慌ただしく物を移動したり

何処かへ押し込んだりと

考えただけでも気が滅入ってしまう

てか、ベランダの網戸は交換する意味あるの？

アパートに来る野良猫

出勤電車内にて更新している

春が近付いて来た頃から

アパートの駐車場にネコがやって来て

悩ましい鳴き声を響かせている

連日の様に午後になるとその子はやって来る

鳴き声がアパートを一周すると

何処かへ消えて行く

少し前に和室の押し入れを片付けてたら

例の鳴き声が窓の下から聞こえて来た

どんな子なのか見下ろしたら

白地に少し茶が混じった

いかにも野良猫らしい細身の子が

私の猫の鳴き真似に反応して

こちらを見上げていた

春先特有の艶かしさと

空腹で餌を求めている両方の鳴き声の様に

聞こえたのだ

アパートのお隣さんが猫好きらしく

野良に餌をやっているのは知っている

この子もそこで餌付けされているのだろうか

去年くらいまでよく見かけた茶黒の子は

最近ご無沙汰だがどうしたのだろうか

それと時々睨みをきかせていた

ペルシャ風野良は？

誰かが保健所に通報して捕らえられたか

知らない人には警戒心むき出しの彼ら

私がこのアパートに越してから

色々な猫がウロウロしていて

し烈な縄張り争いもあった

私のお部屋のドアも猫のおしっこで腐食した

(防音工事で新しく取り替えて貰ったけど)

私は猫も犬も大好きだから

野良を見るとちょっと癒される

白茶の子、今日は鳴き声に元気がなかった

ご飯、ちゃんと食べているのだろうか？

仕事漬けのＹちゃん

出勤電車内にて更新している

昨夜は早い時間からお客様に恵まれたが

殆どの人が闇を抱えていた

特にＹちゃんは会う度に

目の下の隈が酷くなっている

恐らくあまり寝ていないのだろう

一緒に来るＡちゃんは

大事な取引先なので飲みに誘われると断れない

本当なら自宅に帰って眠りたいだろう

彼女は現在の会社に勤めて１０数年経つ

与えられた仕事は確実にこなす

なので会社は彼女に過大な期待をしていて

次々と許容量を越える仕事を押し付ける

部下は居るが彼女の仕事をサポートするには

まだまだ力不足だ

人の良い彼女の事

厳しい事も言えずに

うまく育てられなかったのか

今、そのつけが来ている様で

慌ただしい中

自分の仕事に加えて部下の教育もしている

時間がとても足りなくて

睡眠時間や休日を削りながら

職務を遂行しているのだ

３５歳で独身

恋愛する時間などない

愛くるしい瞳が印象的な可愛いお嬢さんなのに

勿体ない限りである

仕事が好きなのではなく

責任感が強いので

与えられた仕事はこなすしかないと考えるのだろう

それに断れない性格もあって

プライベートを楽しむ時間もないのだ

この夜も眠い目をこすりながら

Ａちゃんに付き合っていた

ゴールデンウイークもまともに休めないとか

この先、Ｙちゃんが安らげる日は果たして来るのだろうか