一昨日は久々にマヤが遊びに来てくれた
速水のパパが呼んでくれたのだ
マヤは当店を辞めてから新宿2丁目のお店を
2軒掛け持ちで頑張っているが
どうもその内の1軒が何かとストレスの溜まる状況らしい
先輩からの紹介と言う事もあり
取り敢えず3ヶ月は頑張ってみたらしい
しかし状況は益々悪くなる一方だ
彼女の話を聞いていて
私だったら言いたい事を言ってさっさと辞めている
そんな環境なのだ
マヤの話を聞いていると一気王子が登場
昨日に続いて連チャン来店だ
ボーイのトシが気を利かせてメールした様だ
この夜は王子のお気に入りのママさんも一緒
「あら~嬉しい!」
ゲストで遊びに来ているのに
気分はすっかりキャストになっているマヤ
さっそく席を移動して王子のテーブルへ
数ヶ月ぶりの再会だが
お互いに変わった様子はなく
相変わらずマヤは焼酎の一気を命じられている
小一時間懐かしい顔と談笑して彼らは帰って行った
その後、タイミング良く速水のパパが
行きつけのクラブの女の子を伴ってドアを開けた
ミナミと名乗る彼女は
現在大学院に通い教師を目指して勉強中だ
将来は海外で暮らすのが夢だと言う
偶然にもマヤと同じ目標を持っているのだ
話は弾み一時間が過ぎた頃
パパが当店に来る時に乗ったタクシーの運転手さんが迎えに来た
「冗談で言ったのに、ほんとに迎えに来たんだ」
実は降りしなにパパが、一時間くらいで帰ろうとミナミと話してたらしい
運転手さんに冗談で「迎えに来て」と言ったら
ホントに来てしまったのだった
話は盛り上がってるところだったのに
残念ながらお開きとなった
パパたちを見送りまたマヤの話を聞いていると
今度はサンペイちゃんが登場
この日サンペイちゃんは右肩の調子が悪いらしく
これまで当店に来ると色んなところの不具合が治ったので
今回も良くなるかと思ってやって来た
話を聞くとどうやら職場環境のせいらしい
あまり体力のなさそうな彼にはハードな状況だ
マヤが早速マッサージを始める
私も肩を揉んでもらったが
これが大層気持ち良いのだ
サンペイちゃんも揉んでもらって気持ち良さそうだった
其処へ西荻窪で小さな小料理屋をやっている小梅ちゃん登場
近所のコンビニでおにぎりを買ってきてくれた
和服姿の粋な姐さんはテレビでも採り上げられた事がある
最近は埼玉の方に引っ越して終電で帰るため
店は夕方6時頃から11時40分くらいまでしか開けていない
しかし以前は昼間も仕事を持っていたので
昼夜の掛け持ちで自分の時間はまるでなかった
「最近は少し時間に余裕が出来たから
気持ちにもゆとりが出来たわよ」
実は小梅ちゃん、今恋をしているらしい
ときめきのある生活はホルモンの分泌もよくなる様で
何だかとっても綺麗に見える
「あら、元々よ」
相変わらずだ
サンペイちゃんが編集してきたクラブイベント用のCDを聴きながら
恋花は一気に盛り上がる
時計は4時を回った
「そろそろお開きよ~」
名残惜しそうにグラスを離さない小梅ちゃん
サンペイちゃんは先に会計を済ませ帰って行った
肩の具合、少しは良くなったかしら?
店のドアを開けたら外は蒸し暑い空気に支配されていた
マヤはお客さんとして来ているのに
わざわざトイレ掃除までしてくれた
お盆には田舎の高知に帰るらしい
そうだ私も秋には遂に実家に帰ってお墓参りに行くんだっけ
最近何かと調子悪いから
ご先祖様に日頃の不義理を詫びて
ついでに色々お願いもして来よう
小梅ちゃんを見送り
マヤも自転車に跨って通りの向こうに消えた頃
今日もまた蒸し暑い一日の始まりを告げる様に
雲間からうす光が差していた
速水のパパが呼んでくれたのだ
マヤは当店を辞めてから新宿2丁目のお店を
2軒掛け持ちで頑張っているが
どうもその内の1軒が何かとストレスの溜まる状況らしい
先輩からの紹介と言う事もあり
取り敢えず3ヶ月は頑張ってみたらしい
しかし状況は益々悪くなる一方だ
彼女の話を聞いていて
私だったら言いたい事を言ってさっさと辞めている
そんな環境なのだ
マヤの話を聞いていると一気王子が登場
昨日に続いて連チャン来店だ
ボーイのトシが気を利かせてメールした様だ
この夜は王子のお気に入りのママさんも一緒
「あら~嬉しい!」
ゲストで遊びに来ているのに
気分はすっかりキャストになっているマヤ
さっそく席を移動して王子のテーブルへ
数ヶ月ぶりの再会だが
お互いに変わった様子はなく
相変わらずマヤは焼酎の一気を命じられている
小一時間懐かしい顔と談笑して彼らは帰って行った
その後、タイミング良く速水のパパが
行きつけのクラブの女の子を伴ってドアを開けた
ミナミと名乗る彼女は
現在大学院に通い教師を目指して勉強中だ
将来は海外で暮らすのが夢だと言う
偶然にもマヤと同じ目標を持っているのだ
話は弾み一時間が過ぎた頃
パパが当店に来る時に乗ったタクシーの運転手さんが迎えに来た
「冗談で言ったのに、ほんとに迎えに来たんだ」
実は降りしなにパパが、一時間くらいで帰ろうとミナミと話してたらしい
運転手さんに冗談で「迎えに来て」と言ったら
ホントに来てしまったのだった
話は盛り上がってるところだったのに
残念ながらお開きとなった
パパたちを見送りまたマヤの話を聞いていると
今度はサンペイちゃんが登場
この日サンペイちゃんは右肩の調子が悪いらしく
これまで当店に来ると色んなところの不具合が治ったので
今回も良くなるかと思ってやって来た
話を聞くとどうやら職場環境のせいらしい
あまり体力のなさそうな彼にはハードな状況だ
マヤが早速マッサージを始める
私も肩を揉んでもらったが
これが大層気持ち良いのだ
サンペイちゃんも揉んでもらって気持ち良さそうだった
其処へ西荻窪で小さな小料理屋をやっている小梅ちゃん登場
近所のコンビニでおにぎりを買ってきてくれた
和服姿の粋な姐さんはテレビでも採り上げられた事がある
最近は埼玉の方に引っ越して終電で帰るため
店は夕方6時頃から11時40分くらいまでしか開けていない
しかし以前は昼間も仕事を持っていたので
昼夜の掛け持ちで自分の時間はまるでなかった
「最近は少し時間に余裕が出来たから
気持ちにもゆとりが出来たわよ」
実は小梅ちゃん、今恋をしているらしい
ときめきのある生活はホルモンの分泌もよくなる様で
何だかとっても綺麗に見える
「あら、元々よ」
相変わらずだ
サンペイちゃんが編集してきたクラブイベント用のCDを聴きながら
恋花は一気に盛り上がる
時計は4時を回った
「そろそろお開きよ~」
名残惜しそうにグラスを離さない小梅ちゃん
サンペイちゃんは先に会計を済ませ帰って行った
肩の具合、少しは良くなったかしら?
店のドアを開けたら外は蒸し暑い空気に支配されていた
マヤはお客さんとして来ているのに
わざわざトイレ掃除までしてくれた
お盆には田舎の高知に帰るらしい
そうだ私も秋には遂に実家に帰ってお墓参りに行くんだっけ
最近何かと調子悪いから
ご先祖様に日頃の不義理を詫びて
ついでに色々お願いもして来よう
小梅ちゃんを見送り
マヤも自転車に跨って通りの向こうに消えた頃
今日もまた蒸し暑い一日の始まりを告げる様に
雲間からうす光が差していた