おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

幸雄と旅行

2008-07-26 12:00:29 | Weblog
昨夜は何とか金曜日らしい活気を取り戻した

今夜は店の周辺でお祭りがある

帰りに「オカマでも覗こうぜ」ってお客様が

大勢来店される事を期待している


さて一昨日ネット通販で懐かしのアイドルCDを

申し込んだら早速今日届いた

豊川誕、伊丹幸雄、神田広美、北岡夢子、島崎和歌子だ

この顔ぶれ、とことんB級だと我ながら呆れる


伊丹幸雄は、ある演歌歌手のイベントに

よくゲストで歌いに来るのだ

演歌歌手のバックアップをしている女性が

昔の歌手と仲が良くて

事ある毎に呼んで来るのだ

彼もその中の一人だった

伊丹は「青い麦」しかカラオケに入ってなくて

後は他人の歌を熱唱していた

最近は第2弾の「合言葉」も配信されてるようだ


何年か前にメインの演歌歌手と行く伊豆旅行に

私も誘われて、仕事明けに参加した

伊丹や他にも売れない歌手が同行した

マイクロバスに揺られて伊豆まで行くのだ

オカマとは言え女装してないので

周囲の人は、何だか腫れ物に触るような扱いだった

今でこそオネエ系は珍しくないだろうが

その旅行には年配の方が多くて

私の様な特殊なタイプは理解に苦しむようだった

それでも伊丹は何くれと声をかけてくれて

一人でポツンと寂しくしてる私に気遣ってくれた

とっても感じの良い人だったのである


伊豆のホテルでは3人の男性と同室だったのだが

私は大変居心地が悪く

せっかく温泉地まで来たと言うのに

内風呂で入浴を済ませた

私の隣に布団を敷かれた男性は

夜通し他の部屋で飲んでたらしい

そりゃそうだ

得体の知れないオカマが隣で寝ていたら

気が気じゃないだろう

残念ながら私の好みではなかったのだが…


しかしその旅行で仲良くなったオバサンの何人かとは

メール交換をして、お店にも遊びに来てもらえた


その後も東北の方で同じ歌手と行く旅行があり

誘われたのだが

さすがにもうこりごりだ

丁重にお断りした

どうせ行くならオトコと一緒が良い

って言ってもそのオトコが居なきゃどうしようもないが…


誰か一緒にどこか付き合ってちょうだいな










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流し

2008-07-25 09:04:20 | Weblog
今週はヒマだった

と言ってもまだ今日、明日と残っているが…

先々週までは平日もそこそこお客様に恵まれたのだが

連休後は見事に通りを歩く人が減っている

ご無沙汰のお客様を中心に営業をかけるが

反応は鈍い

このままお盆までヒマな日が続くのだろうか


話は変わるが、ネオン街には“流し”が付き物だ

ギター片手にお客のリクエストで歌ったり

伴奏したりするスタイルが一般的だが

中にはカラオケテープを持って来て

店のアンプに繋いで歌うタイプも居る


むかし、2丁目でバイトしてる時に

プリンスレコード所属の自称歌手がやって来た

ホモバーに一人で来るのだから当然彼もゲイだ

“愛しげみ”とかそんな風な名前だったと思う

ルックスはコーラスグループの若手メンバーって感じだ

自主制作のムード歌謡を2曲くらい歌ったが

お世辞にも耳に残る曲ではなかった

しかも、この日はキツイ客ばかりが揃ってた

「アンタよりアタシの方が巧いわよ」

常連のミッちゃんが吐き捨てる

そう言えば、彼も売れない演歌歌手らしい

顔はブサイクだけど歌うと確かに巧かった

それでも“愛しげみ”は人懐っこい笑顔で

「もし良かったら僕のテープを買って貰えませんか?」

と脈のありそうな客ににじり寄る

音大生のヒロシが「僕一枚いただくわ!」

普段は演歌なんて全く興味のない彼が

よりによって流しのテープを買うなんて

「あらあんた、シュミなの?」

冷やかしの声が飛ぶ

「じゃあ、私も頂戴!」

何とマコトも買うと言う

愛しげみ、結構人気あるじゃない

するとマスターまで「ちょっとアンタこっちも2枚ね」

寿司屋のヤマちゃんに買わせているのだ

ヤマちゃんはくねくねしながら

「やだ~!ぼくあんな子タイプじゃないわ」

「おだまり!ウリ専に付き合ってあげないわよ!!」

しぶしぶ1000円札を2枚出していた

良かったね“愛しげみ”ブスに生まれなくて


女性演歌歌手の場合はオジサンにお酌したり

デュエットしたりご機嫌を取って

まとめ買いしてもらうケースもある

私も、誰かがお付き合いで買ったテープを

無理矢理押し付けられた事があるが

対処に困るのだ

おまけに「今度イベントがあるから来てね」

と勝手に頭数に入れられて迷惑した事もある

でもそれくらい図々しくないとやって行けないのだろう


流しにも色んなパターンがあるのだ










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また地震

2008-07-24 10:24:05 | Weblog
相変わらず蒸し暑い

コンビニで凍らせたジュースを売ってたので

ハンカチに包んで首筋に当てていたのだ

傍目には変なオヤジに見えただろうが

背に腹は変えられない

この凍ったジュースが中々溶けないので

自宅に着いても中身を飲む事が出来ない

海に行く人にはちょうど良いのかも


ところで昨夜は営業中に地震があった

ゆっくりと長く揺れた

ここのところ地震が頻発していたので

震度2でもびびった

普段は動かないサナエさんが

誰よりも早く入り口に向かったのには笑った


自宅に帰ってから地震雲掲示板をチェックした

地震が起きる前には、磁場の影響で特殊な形の雲が出るらしい

科学的な根拠がないので公には認められてないが

私は地震雲に興味を持つようになってから

空をよく眺めるようになった

変な雲が出ると数日以内に地震が起きるのだ

今回の岩手の地震の前にも予兆があったようだ


ジュセリーノとか言う予言者が

8月に東京で大地震があり

9月にもアジア圏で大地震が続くと言っている

もし日本で起きた場合は東海地区が危ないらしい


そう言えば今年の初め頃に7月に大きな地震があると

何かで読んだのだが

今回の地震が的中した事になるのだろうか

でも地震掲示板ではさらに恐ろしい事が…

もしかしたらジュセリーノの言う8月が

実際に起こってしまうのだろうか


何だか不安になるような事ばかりで

酒でも飲まなきゃやってらんない

良かった、オミズで…



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父子のふれあい

2008-07-23 09:43:17 | Weblog
今朝も蒸し暑かった

店を出て駅までの間わずか3分くらいだが

肌にまとわり付く湿気を帯びた空気

駅の構内も風通しが悪く暑い

電車がホームに入ってくる間に

じっとりと汗ばんでいた


車内も相変わらずのユルい冷房だ

せわしく扇子で顔をあおいでいたら

向かいのオヤジにジロリと睨まれた

そのオヤジの読んでる朝刊に

八王子の書店で起きた

無差別殺人の見出しが躍っていた

朝から嫌なものを見てしまった


ところで昨日ブックオフで

微笑ましい父子のふれあいを見たと記したが

詳しく話すと


小学3年くらいの男の子とお父さんが本を選んでいた

お父さんは40代くらいだろうか

声の感じだと若々しかったが

白髪の混じった華奢な体型で

仕事で思いっきり疲れている感じだった

しかし連休で、息子をどこにも連れて行ってやれなかったのか

せめてブックオフにでも行って

息子の好きな本を選ばせてやろうと思ったようだ

父親は105円のコーナーで

自分の読みたい本を探していた

帽子を被った大人しそうな息子が

卓球の本を嬉しそうにめくっていた

父親に話す内容を聞いていると

色々と欲しい本があるようだが

父親の財布の中身を考慮して

105円の本をどれにしようか

迷っているようだった

そんな息子の気持ちを察したのか

「一冊じゃなくても良いよ

 好きなのを選べよ」

本当は105円に値下げされてないコーナーに

息子の目的の本はあったようだ

なんともいじらしい坊やだろう

目頭が熱くなるような光景だった

この坊やも、あと何年かすれば

親と買い物に行くのを嫌がるようになるのだろうか






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久々の買い物

2008-07-22 04:14:34 | Weblog
昨日は久々に炎天下の下、買い物に出かけた

特に欲しいモノがあったわけではないが

部屋に閉じこもりっきりなのも飽きたし

何となくブラブラしたかったのだ


久々にディスクユニオンやブックオフを覗いてみた

ユニオンは池玲子やミコちゃんの限定紙ジャケが

中古で並んでいた

既に持ってるモノだがお宝度が高いので

一応買うことにした

この辺が自分でもいやらしいところだと思う

DVDでは「ミッドナイトエクスプレス」の

30周年記念盤が未開封なのに格安だったのでゲット

この作品は高校生の時に観て感銘を受けた作品だ

「ショーシャンクの空に」のような刑務所モノである

主演のブラッド・デービスはもうこの世には居ないが

ブラッド・ピットに何となく似ているのだ


ブックオフでは単行本のフロアに直行

泉麻人の「お天気おじさんへの道」が105円だった

彼のエッセイは昔から好きだ

「ナウのしくみ」をはじめ

新聞の面白記事を集めたモノや

路線バスや町歩き、昆虫やお菓子まで

幅広いジャンルをカバーしている

昭和歌謡の本も上梓したのだが

彼特有のマニアックな内容は期待できなかった


新宿西口にトガワと言う中古レコード屋があった

私も足繁く通ったものだ

古くて民家の軒先を店舗にしたような狭い店だった

しかし良心的な値付けと思いも寄らぬ掘り出し物が

並んでいる事もあって

連日大勢の客が詰め掛けていた

何と泉もここの常連だった


ところで、彼のエッセイには渡辺和博のイラストが

見事に融合するのだが

残念ながら渡辺は、昨年ガンでこの世を去っている


本を探している時に微笑ましい親子を見かけたのだ

私は彼らの会話を耳ダンボで盗み聞きしていた

長くなりそうなので続きは後ほど…



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