昨夜は寒かった
雨もずっと降り続き、外でのキャッチはきつかった
近所の店も早々と看板の灯りを消して行く
ウチの店は裏通りにあるので
近所の灯りが消えると俄然寂しくなる
隣の居酒屋の赤提灯とウチの看板だけが
雨の中、お客さんの来るのを待っている
懇意にしているSに営業に行っていたヒデミさん
顔なじみのヤマちゃんをゲットして来た
ひょうきん族の横沢プロデューサーそっくりの彼は
いつもシモの話で盛り上がる
昨夜もバイアグラからエッチビデオまで延々エロトークだった
私もそっちの話はキライじゃないので
ヤマちゃんと一緒に来たお友達そっちのけで
お下劣な話に花を咲かせた
3時過ぎになってケイちゃん登場
一ヶ月ぶりに遊びに来てくれた
彼は宮古島出身で、数年まえに仕事の都合で
東京に来たらしい
南国特有の愛くるしい瞳と濃い眉が印象的だ
今年52歳だが、若い頃はさぞかしモテモテだったろう
ウチの店には月に1~2回の割合で遊びに来てくれる
とっても素朴な性格で、どこの店に行っても好かれるタイプだ
いつも、近所のスナックを数軒ハシゴしてくる
ウチは最後なのだが、話をしていても
先程の店の子から電話が入る
「ケイちゃんモテモテだね」
「オマエ妬いてるの?」
全然!と心の中で舌を出しながら
「当然じゃない!ホントに浮気モノなんだから!」と腕をつねる
そうこうしている内に4時半だ
店はもう看板だが、売り上げが足りないので
サナエさんとヒデミさんを帰して一人で延長した
ケイちゃんと二人っきりになっても全くエッチな気分にならない
彼もただ飲み足りないので居るだけだ
二人でカラオケして馬鹿話をしていたら7時になっていた
「ケイちゃん、外は本降りになってるよ」
店の前の通りを通勤客が足早に駅に向かっている
「オレは今日休みだから良いんだよ」
そう言われても、私の方がもたないよ
「ケイちゃん、今度土曜日においでよ
そしたらアフター付き合うからさ…」
河島英五のナンバーを2曲歌ってやっと腰を上げてくれた
ドアの向こうには通勤客が溢れている
化粧のはがれたオカマに送り出されるのも辛いだろうと
ドアのこちら側からお別れした
これから後片付けをして駅に向かったらラッシュアワーだろう
少し店で休んで行く手もあるのだが
仕事から解放された気分にはならない
かと言ってマックでコーヒーを飲む気にもならない
仕方なく人で溢れる駅へと向かった
ホームにびっしりの人
よく線路に転落しないものだ
とにかく早く帰ろう、そして明日に備えて爆睡だ!
雨もずっと降り続き、外でのキャッチはきつかった
近所の店も早々と看板の灯りを消して行く
ウチの店は裏通りにあるので
近所の灯りが消えると俄然寂しくなる
隣の居酒屋の赤提灯とウチの看板だけが
雨の中、お客さんの来るのを待っている
懇意にしているSに営業に行っていたヒデミさん
顔なじみのヤマちゃんをゲットして来た
ひょうきん族の横沢プロデューサーそっくりの彼は
いつもシモの話で盛り上がる
昨夜もバイアグラからエッチビデオまで延々エロトークだった
私もそっちの話はキライじゃないので
ヤマちゃんと一緒に来たお友達そっちのけで
お下劣な話に花を咲かせた
3時過ぎになってケイちゃん登場
一ヶ月ぶりに遊びに来てくれた
彼は宮古島出身で、数年まえに仕事の都合で
東京に来たらしい
南国特有の愛くるしい瞳と濃い眉が印象的だ
今年52歳だが、若い頃はさぞかしモテモテだったろう
ウチの店には月に1~2回の割合で遊びに来てくれる
とっても素朴な性格で、どこの店に行っても好かれるタイプだ
いつも、近所のスナックを数軒ハシゴしてくる
ウチは最後なのだが、話をしていても
先程の店の子から電話が入る
「ケイちゃんモテモテだね」
「オマエ妬いてるの?」
全然!と心の中で舌を出しながら
「当然じゃない!ホントに浮気モノなんだから!」と腕をつねる
そうこうしている内に4時半だ
店はもう看板だが、売り上げが足りないので
サナエさんとヒデミさんを帰して一人で延長した
ケイちゃんと二人っきりになっても全くエッチな気分にならない
彼もただ飲み足りないので居るだけだ
二人でカラオケして馬鹿話をしていたら7時になっていた
「ケイちゃん、外は本降りになってるよ」
店の前の通りを通勤客が足早に駅に向かっている
「オレは今日休みだから良いんだよ」
そう言われても、私の方がもたないよ
「ケイちゃん、今度土曜日においでよ
そしたらアフター付き合うからさ…」
河島英五のナンバーを2曲歌ってやっと腰を上げてくれた
ドアの向こうには通勤客が溢れている
化粧のはがれたオカマに送り出されるのも辛いだろうと
ドアのこちら側からお別れした
これから後片付けをして駅に向かったらラッシュアワーだろう
少し店で休んで行く手もあるのだが
仕事から解放された気分にはならない
かと言ってマックでコーヒーを飲む気にもならない
仕方なく人で溢れる駅へと向かった
ホームにびっしりの人
よく線路に転落しないものだ
とにかく早く帰ろう、そして明日に備えて爆睡だ!