荒れるミカコ３

前回のつづき

Ｋさんに胸を揉まれたか掴まれたかで悶着起こして面倒なミカコ

近寄ればロクな事はないと注意済みだが自らＫさんに近づいた

案の定、悪い予感は的中で声を荒げてＫさんに食ってかかるミカコ

収拾つかない雰囲気だったので止めに入ると

今度は火の粉がこちらに飛んで来た

全く冗談じゃないわよ
いい加減にしてよ！

胸を触ったＫさんも悪いが

自分から近づいてトラブルの原因を作ったミカコにも非があるので叱責したら

泣き出したのだ

彼女の常套手段なので慣れっこになってるが

Ｋさんはオロオロ

女の涙って武器よね

とにかくミカコに退場を命じ外に出した

そこから先はいつもの様に私への非難だ

あ～面倒くさっ


そして翌日

ミカコと飲み友になりつつあるＴさんが来店

彼なら荒れた彼女の心を救ってくれそう

「そう言えばミカコが連絡取りたいって言ってたよ」

Ｔさんは早速スマホの画面をなぞる

何度かメールのやり取りの後ミカコはバツの悪そうな顔して現れるた

私どうかしてたのよゴメンナサイ
あんまり覚えてないの…

そう言ってＴさんと仲良くスピッツを歌っていた

その顔はＫさんに牙を剥いたソレとは別人だ

ミカコのささくれた心が少しでも癒されたのなら良いけれど…