ラスカル再入院

雨の日曜日

相変わらず何処へ行く予定もなく

終日布団の中に居た

何時頃だったか覚えてないが

小規模な地震があった

私の住んでいる地域は震度１だった

２～３日前に地元に着いて

歩いて帰る道すがら空に広がる妖しい雲

ある場所から太目の帯状の雲が

放射状に三方向に伸びていた

それ以外にも何となく気になる雲もあったので

近い内にまた地震？なんて不安に思っていたのだ

大規模な地震に繋がらなくて一安心


田舎に帰って膵臓ガンが見つかったラスカル

定期的にメールのやり取りをしていたが

此処の所ご無沙汰だった

退院後、自宅療養で安静にしていると言うのが

最後の報せだった

きっと快方に向かっているのだろうと安心していたのだが

昨夜久しぶりに顔を出したＳ子からの情報で

また入院していると聞き

深夜にも拘らずメールを打ってしまった

きっと眠っていただろうに

数十分後に返信が届いた


相変わらず丁寧な文面で

現在の症状に付いて説明がされている

再手術を受けてかなり状態が悪いようだ

大丈夫だろうか

本人にしかその辛さは分らないが

彼女の強い精神力と運の強さで

きっと克服するものだと信じている

それにしてもラスカルは余りにもついていない

ここ数年は彼女の人生の中でも

最も運気が下がっている時期ではないだろうか


人に対してとても親切で心の広い彼女

病床に臥せりながらも

こちらの心配までしてくれている

どうか一刻も早く彼女の病気が治りますようにと

心から祈るばかりである