おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

ゴマメさん

2010-03-04 15:58:30 | Weblog
最近入ったゴマメさん

歳は取っているけれど流石大御所

よく喋る

かつては歌舞伎町の有名店にも在籍していたと言うのも頷ける


彼女は業界用語?で言うところの“ダンガマ(男釜)”

若しくは“ボーイッシュ”である

オカマにも色んなパターンがあって

女子部、男子部、家畜部、etc…

ゴマメさんは男子部に属するタイプだ

宝塚の男装の麗人、はたまた竹の子族の生き残り

それともチンドン屋さん

とっても良い味を出している

ウチの店にはピッタリかも


ところで彼女はママに電話で面接の申し入れをした時に

10歳サバ読んだらしいが

この世界は年齢と性別は自己申告制

どうって事ないのである

「あらオネエさん

 私だってこの店に入るとき薔薇族の広告には

 35歳までって書いてあったけど

 知っちゃいなかったわよ」


初日にママにこう聞かれた

「エドナさんはお幾つ?」

あらやだサバ読んでるのバレたかしら

「はい、ママと同じくらいです」

30代前半くらいのママを前にして

ど厚かましいにも程があるけど

ホントの歳なんて言えるはずないじゃないの

「あ、そうなんだ

 じゃあ話も合うわね」


ゴマメさんの男の好みは

60歳以上の細身の人だと言う

「柳生博なんて良いわァ」

枯れ専なのだ

たまたま昨夜はジンボちゃんと言う

67歳のオジサマが来店されたが

ゴマメさんは他のお客さんを接客していたので

ジンボちゃんとはお話できなかった

今度、はす向かいの居酒屋を紹介してあげようか

シルバーエイジのお客様で連日盛り上がっているお店だ

柳生博や児玉清風味が居るかもしれない

「あらオネエさん、そうかしら

 アタシでも食えるかしら?」

老いてますますお盛んなゴマメさんなのであった







 





 













コメント
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