リッスン・トゥ・ハー

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海バイクで走り去った

2008-07-26 | 東京半熟日記
(天狗蕎麦長野編5)

ホテルはまあ、その、ありきたりなルンルン気分、荷物を置いて夜ご飯だけ食べるために夜の松本へ。ゆうゆうと風が吹いている松本の夜は少し寒い。とおもいきや、まだまだ昼の猛暑の名残悠々とあって、わたしの後頭部を打ちます。追い討ちをかけるように後から後から迫ってきます。

コンビニに行って日焼け止めでもかっとかないと、肌荒れること海の如し、山の如く、高い野望で荒れるべし。その他水やら何やらホテルは乾きますからね。
ですからとりあえずコンビニを求めて彷徨い歩きます。

が、コンビニよいずこにあなたは。天狗が飛び交う空の下、わたしは途方に暮れながら歩き続ける農民でありました。
長野にはコンビニが少ないぞ。中心部にはもちろんそれなりにあるわけですが、少し外れるとあれれあれれ、コンビニのあの赤々とした店内の幸福そうな、しかし近づいてみれば他愛ない人工的なあれ、が見当たらない。

何キロか歩きまして、これだったら駅に向かった方が早かったよという位置にコンビニを見つけまして目的のあれこれ買いました。
なんとか、もう疲れ果ててしまったわ。ですからこれ、食べ物、何か名物を食うのじゃ、てな具合にはい、はい、ホテルの前にある居酒屋しかなくなるわけです。

地元感満載、な居酒屋はオール250円という安さですので、お手ごろなところで済ませましょうと暖簾をくぐりますってえと、赤ん坊を負ぶった若おかみさんが、対応してくれて、やれやれ、いすに座り、まあ軽く梅酒でも飲みましょう。狭い店内は数人の常連さんであろう人々がわいわい。

ANIMATION/NONA REEVES

2008-07-26 | 若者的図鑑
素晴らしいですよ。

ポップ@ポップ、思わずポップとポップの間にアットマークを入れたくなるほどです。
この人たちはなんなんだ、ふざけてますよ。

コーラスワークの心地よさ。ああ、休日充実した休日楽しみたいワクワク感。駆けてくよ。君のチューブライダー。心地よく耳あたりの良い曲をこれでもかと言うぐらいふんだんに散らしまして、ご機嫌を伺いますふふん。
さあ、その中に潜ませました複雑なメロディーラインは、実はめちゃくちゃすごいことをやっているのですが、全く感じません。
本能で作り上げた風の、自然児じゃい、わしゃ大自然の中で生まれ育ったアルプスの自然児じゃい!文句あるかい!と一見思うのですが、それは巧妙に包まれたベールの中の本当の顔ではなく、その顔など決して見せることのない防御力の高さ。巧みにかわして本当の顔を見せない、それがポップス。おちゃらけて、とことんのちゃらけて、自分が今おちゃらけているということを自覚しておちゃらけて、突っ走る。太陽って何?みたいな無邪気な、しかし決して消し去れない存在感をそこに感じるのです。

今回は、というかいつもですけど相変わらずわけのわからないこといってます。自覚してますがもう直しませんよ面倒くさいし。

ええと、まあ素晴らしいアルバムです。