(天狗蕎麦長野編5)
ホテルはまあ、その、ありきたりなルンルン気分、荷物を置いて夜ご飯だけ食べるために夜の松本へ。ゆうゆうと風が吹いている松本の夜は少し寒い。とおもいきや、まだまだ昼の猛暑の名残悠々とあって、わたしの後頭部を打ちます。追い討ちをかけるように後から後から迫ってきます。
コンビニに行って日焼け止めでもかっとかないと、肌荒れること海の如し、山の如く、高い野望で荒れるべし。その他水やら何やらホテルは乾きますからね。
ですからとりあえずコンビニを求めて彷徨い歩きます。
が、コンビニよいずこにあなたは。天狗が飛び交う空の下、わたしは途方に暮れながら歩き続ける農民でありました。
長野にはコンビニが少ないぞ。中心部にはもちろんそれなりにあるわけですが、少し外れるとあれれあれれ、コンビニのあの赤々とした店内の幸福そうな、しかし近づいてみれば他愛ない人工的なあれ、が見当たらない。
何キロか歩きまして、これだったら駅に向かった方が早かったよという位置にコンビニを見つけまして目的のあれこれ買いました。
なんとか、もう疲れ果ててしまったわ。ですからこれ、食べ物、何か名物を食うのじゃ、てな具合にはい、はい、ホテルの前にある居酒屋しかなくなるわけです。
地元感満載、な居酒屋はオール250円という安さですので、お手ごろなところで済ませましょうと暖簾をくぐりますってえと、赤ん坊を負ぶった若おかみさんが、対応してくれて、やれやれ、いすに座り、まあ軽く梅酒でも飲みましょう。狭い店内は数人の常連さんであろう人々がわいわい。
ホテルはまあ、その、ありきたりなルンルン気分、荷物を置いて夜ご飯だけ食べるために夜の松本へ。ゆうゆうと風が吹いている松本の夜は少し寒い。とおもいきや、まだまだ昼の猛暑の名残悠々とあって、わたしの後頭部を打ちます。追い討ちをかけるように後から後から迫ってきます。
コンビニに行って日焼け止めでもかっとかないと、肌荒れること海の如し、山の如く、高い野望で荒れるべし。その他水やら何やらホテルは乾きますからね。
ですからとりあえずコンビニを求めて彷徨い歩きます。
が、コンビニよいずこにあなたは。天狗が飛び交う空の下、わたしは途方に暮れながら歩き続ける農民でありました。
長野にはコンビニが少ないぞ。中心部にはもちろんそれなりにあるわけですが、少し外れるとあれれあれれ、コンビニのあの赤々とした店内の幸福そうな、しかし近づいてみれば他愛ない人工的なあれ、が見当たらない。
何キロか歩きまして、これだったら駅に向かった方が早かったよという位置にコンビニを見つけまして目的のあれこれ買いました。
なんとか、もう疲れ果ててしまったわ。ですからこれ、食べ物、何か名物を食うのじゃ、てな具合にはい、はい、ホテルの前にある居酒屋しかなくなるわけです。
地元感満載、な居酒屋はオール250円という安さですので、お手ごろなところで済ませましょうと暖簾をくぐりますってえと、赤ん坊を負ぶった若おかみさんが、対応してくれて、やれやれ、いすに座り、まあ軽く梅酒でも飲みましょう。狭い店内は数人の常連さんであろう人々がわいわい。
マクドもスタバもケンタッキーも、「無い」のが普通なのだ、ということをあちこち出張に行くたびに思い知らされます。夜も9時過ぎれば真っ暗です。「一般的に」JRの駅周囲0.2kmから先は「結界」の外と知るべし。「古き良き日本」はまだまだ健在です。
当たり前に慣れてしまうのはいけません。
旅行者のために町はあるわけでなく、暮らす人々がええようにしてもらえたら、ね。
呪文を唱え、結界を強化しておきましょう。
安易に破れぬよう2重にしておきましょう。