リッスン・トゥ・ハー

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GO BACK TO CHINA/THE WORLD IS MINE

2007-11-09 | 若者的図鑑
飛んだ人気曲。

後のくるりドラマーとなるクリストファーが30回連続してこの曲を聞いたという話は有名です。
くるりの持つ様々な要素を混ぜ込んで吐き出したミクスチャー。
詩の置き方が変わりましたね、完全に。ワールドエンド、以降の曲でしょうが、だから詩がよりメロディと混ざり合って深くに届きます。

ライブでの盛り上がりはトップクラス、これは歌いあげてもいいから岸田さん、乗せてってちょっとそこまでといわずに上海あたりまで。

しかしここで、くるり文芸ロックとの決別を感じます。
それがいいとか悪いとかそういうことではなくて、バンドとしての方向が明らかに変わりはじめていた。
日本語で歌う意味というのをくるりは重く置かなかった。それがベストの判断だと思います。
だから進化止まらず現在も突っ走っている。先を読む力があったというわけでしょう。

ふたつにひとつ。