リッスン・トゥ・ハー

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GUILTY/THE WORLD IS MINE

2007-11-01 | 若者的図鑑
方便でゆらりとはじまって激情、津波のイメージと誰かは言います。
盆地に突如としてやってきた津波が街を飲み込んで、手を差しのべるのは、コーラスの声らーらららららららーらら。すべての人を救ってあげる。
このアルバムを象徴している一曲目としてピッタリ過ぎる一曲。

それらは全部仕組んでおいたことだけどねふふ。

「どうにかなるかな金持ったらかわるんかな/誰かを守るために変われるかな/すぐに忘れるわこんなこと」

このような構成に弱いのですよねわたし。突然テンポ、音量、上げて上げて、一気に突き放されていく感じが。Mですから。残されたあたしたちはどうなるのですかって。不安と興奮とがいりまじって心地よい。

ザワールドイズマインはわたしが一番好きなくるりのアルバムですね。
いまだその座は変わらず。
曲選と、曲順、構成、ジャケットデザインから、先行シングルから、ここまで完璧なアルバムは他にない。くるりを含めてどんなバンドであろうとこれから先ももうでない、とさえふと思う。そして、いいや、と首を振る。