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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

祇園祭 後祭の宵山へ

2023-07-23 07:11:29 | お出かけ

京の夏のお祭りといえば祇園祭です。
日本三大祭りのひとつである祇園祭は、八坂神社の祭礼です。
古くは祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれ、貞観11年(869)に日本各地に疫病が流行したとき、
勅命により、祇園社より神泉苑に神輿を送って、災厄の除去を祈ったことにはじまります。
祇園祭では、7月1日から31日まで各種の神事・行事がくり広げられます。
同時に、山鉾町では華麗な山や鉾が立てられ、種々の山鉾行事が行われます。
山鉾町はどこで、どんな配置で山や鉾が立てられるかと言うと・・・
説明が面倒なので、お土産に買ったハンカチの写真をご覧くださいませ。
雰囲気だけですが・・・



祇園祭は前祭と後祭があり、長刀鉾を始めとする23基の山鉾が巡行する前祭が特に有名です。
でもその分人が多い!
特に、コロナ禍で中止になっていた宵山・宵々山の行事や、自由に観覧できる巡行が今年は再開。
ニュースで見ましたがものすごい人出でした。
一方、後祭は長らく中断していましたが、2014年の大船鉾の再興に伴い再開。
今では7月21~23日の宵山の後、24日に11基の山鉾が前祭と逆回りに巡行します。
前祭に比べると、それほど知られておらず、人出も多少少なめのようです。


さて、なぜ祇園祭の説明を長々と書いたかと言うと、昨日なんと後祭の宵山に行ってきたのです!
京都に住みながら、人混みが苦手ななつみかん、これまで2回前祭の宵々山に行ったことがあるだけです。
どういう風の吹き回しかというと、京都府立植物園に行った帰りにネタ集めに寄ったという(笑)
でも久しぶりに行った祇園祭の山鉾が並ぶ光景、なかなか風情がありましたよ~

出発地点は地下鉄烏丸御池駅。6番出口を出ると、烏丸通沿いにすぐに見えるのがこちら。
鈴鹿山です。


鈴鹿山の説明はこちら⇒ 

姉小路通りを西に入りしばらく行くと、また山が見えてきました。
役行者山です。


役行者山の説明はこちら ⇒ 

細い路地に提灯が並び、人々がお店や旧家が所蔵する屏風などを見物しながら歩いています。
祇園祭のお楽しみの一つが、この秘蔵のお宝をほぼ無料で見せていただけること。
古美術に興味のある人はウハウハですね。
(なつみかん=並んでまで見る興味がない人)


続いて、196年ぶりに去年山鉾巡行に復活した鷹山です。




説明の看板を撮るのを忘れました・・・
山鉾保存会のHPより説明をお借りします。
「応仁の乱以前より「鷹つかい山」として巡行した山鉾のひとつである。
江戸時代に曳山となり、天明の大火で罹災、寛政年間に現在の「北観音山・南観音山」と同様の
大屋根を持つ曳山として復活したが、文政年間に大風雨により大破し、巡行を取りやめた。
その後復活を果たせず、幕末の蛤御門の変にて大半の部材が焼失。ただ、人形3体は焼失を免れ、
後祭の宵山に居祭として、木彫の「鷹」「犬」と共にお町内にてお飾りを続行。
復興を目指して令和元年(2019)より唐櫃巡行(からびつじゅんこう)に加わり、令和4年(2022)、
196年ぶりに巡行復帰を果たした。」

お次は、八幡山です。


八幡山の説明はこちら ⇒ 


新町通りにある八幡山ですが、結構人が多くなってきましたね。
八幡神のお使いがハトなのであちこちにハトが・・・




新町通りを進むと、大きな山が見えてきました。
北観音山です。




北観音山の説明はこちら ⇒ 

まるで鉾のように大きな山ですが、上には木が立っています。
山の周りには立派な織物がかけられています。


説明によると、前後懸はペルシャ絨毯、胴懸はトルキスタン絨毯だそうです。


で、いったいなんの木が立ってるのかと思ったら、アカマツでした。


外から秘蔵の屏風等を見せてくださっているお店?がありました。
美しい・・・


さらに進むと、今度は南観音山です。


北観音山と似ていますが、上に木は立っていません。


南観音山の説明はこちら ⇒ 

こちらも山に懸けられている織物類が綺麗です!




さらに先に進んで、四条通を渡った先にあったのがこちら。
大船鉾です。


後祭10基のうち、鉾はこの大船鉾のみ。
蛤御門の変の大火で焼失して以来150年ぶり、平成26年にこの鉾が再興されました。
それにより、後祭が復活し、巡行のトリを務めるそうです。

大船鉾の説明はこちら ⇒ 



新町通りをずんずん西に進んできましたが、これ以上行っても山鉾はありません。
こんどは、一筋東の室町通を戻ることにしました。
この辺り一帯は前祭エリアで、この時期は解体されて何もありません。
ずっと北の方に進んでやっと鯉山が見えてきました。



鯉山の説明はこちら ⇒ 

この先に黒主山が見えましたが・・・


少し疲れてきました。
さらに東に入って浄妙山へ。


こんな感じで、山町の人たちがテントの中で厄除けのちまきや、うちわなどのグッズを売っています。
お食事処やお店も、この時期は祇園祭仕様となり、見ているだけでも面白いです。


昔行った時はなんでも高くて暴利!と思いましたが、今は全然そんなことありません。
むしろ、外国人や観光客目当てのリーズナブルなお土産も多く、お得感がありました。
(何も買いませんでしたが・・・笑)

長々とお付き合いいただきましたが、祇園祭の山鉾見物いかがでしたでしょうか。
後から残念だったのが、1番に巡行する橋弁慶山を見逃したこと・・・
これは来年の宿題としておきますね。
同僚のお勧めは早朝。空いているそうです。(でも店がないですよね)
夜は提灯に灯りがともって、コンチキチンのお囃子も聞こえて風情があるようです。
(混んでそう・・・)
来年、考えます!

ではではこの辺で~

【撮影:2023/7/22  京都市】


コメント (14)
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