なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

春のゾーンの夏~宇治市植物公園2023/6-7(4)

2023-07-14 05:24:33 | 植物

昨日の予告通り、今日は宇治市植物公園春のゾーンの夏の様子です。
そもそも春のゾーンってどこだ?
なのですが、その名の通り春にサクラやウメが沢山咲いていたエリアが春のゾーンなんだそうです。
あの菜の花など季節の花が咲く花壇も一応春のゾーンなんですね。

というわけで今日は春のゾーンの夏の見どころをご紹介しようと思ったのですが・・・
当たり前のことながら、ほぼほぼ緑の葉。
そうだ、季節の花花壇には何か咲いているはず!


ほぉ~ルピナス(マメ科ルピナス属)ですか。
知る限り、私がこの場所で見るのは初めてかもです。

残念ながら花は終わりかけていたので、ちょこっとだけあまり役に立たない蘊蓄。
ルピナスという名前はオオカミに由来しているそうです。
その心は「どんな土地でも育つたくましさがオオカミを連想させた」(by 牧野先生)だそう。
有名な怪盗ルパンのルパンとこのルピナス(ルーピン)はスペルが同じ。
なので、ルパンシリーズの中には、庭にルピナスを植えているという描写もあるそうです。
(いずれもWikipediaより)
丈夫なので、日本の色々な場所で栽培され、お花畑として公開されているようですね~
地元にないかどうぞ探してみてくださいませ。


ちなみに、7月に行った時はもうこの場所はこんな感じに・・・
ヒマワリの苗に替わっていました。


え、他には何もなかったの?
いえいえ、そんなことはありませんよ~
花壇の向こうに見える木が黄色に!


あ~モクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属)の花が咲き始めていました!
茶色いものがところどころ付いているのは、去年の実の名残です。


大型の円錐花序に沢山の黄金色の花をつけ、見栄えがします。


その花、よく見ると花の中央部分が濃いオレンジ色になってとても綺麗です。



このオレンジ色の部分、花弁の根元に付く附属体なんだそうです。
松江の先生の図鑑には「ハート型」と書いてあったので大きくしてみましたが、ハートには見えない・・・


ここまでが6月の写真ですが、翌週は満開に!


この写真ではよく分かりませんね(笑)
青空に黄色がよく映えます。


咲きすぎてどこを撮っていいか分かりません。
巨大円錐花序が沢山。


後ろの赤は。ベニスモモの葉。コントラストが綺麗ですね。


ということでお次はベニスモモです。
地面にごろごろ落ちているこちらの実。


これって結構なお値段でスーパーで売ってるスモモの実そのもの。
木を見てみると、びっしりと赤い実が・・・


こうやって見るのも可愛くていいのですが・・・


やっぱり食べなきゃ!
ここが植物園でなかったら、絶対食べてます。
こちらの実は鳥さんや虫さんの食糧として置いてあるのでしょうか。
ちょうどいい時期に収穫して、表のショップで売り出せばいいのに~
(ちなみに、今は知りませんが以前は大阪公立大附属植物園でウメの実を頒布してました。)



春のゾーンの夏の花はこのくらいで。
園路沿いの花壇には、色々な園芸植物が植えられて綺麗に咲いていました。
ここからラクウショウの小径を行き、アガパンサスを見たというのは特集初日に書いた通りです。




【撮影:2023/6/25, 7/2  宇治市植物公園】

コメント (18)
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