昨日は珍しい花3種でしたが、今日は普通に季節の花木です。
大体2ヵ月に1回くらい訪れていますが、行くたびに季節を感じることができます。
今回も・・・またかとおっしゃらないでくださいね。
こちらでもアジサイは玉咲きのホンアジサイ・・・
と思ったら、「マダム・モートル・ハマール」という樹名板。
なんだかイスラムの国から来たアジサイみたいな名前でした。
あ、あれはマハールでしたね。
それにしても、ここはアスファルトや柵がないので、すごくいい感じです。
玉咲きだけかと思ったら、こんな品種もありました。
品種名は伊豆の華。そういえば伊豆はガクアジサイの自生の地でしたね。
向こうの方に穂のように突き出した青い花が見えますが・・・
やっぱり!ニンジンボク(シソ科ハマゴウ属)でした。
セイヨウニンジンボクはあちこちで見かけますが、ニンジンボクの方はめったに見ません。
中国原産で薬草になるそうです。
葉の付き方が薬用ニンジンに似ることからニンジンボクと付けられたそう。
花はハマゴウにそっくりです。色はもっと薄紫なんですけど写真では青くなってしまいました。
近くにホザキシモツケ(バラ科シモツケ属の花が1輪だけ。
蕊蕊しさに惚れてしまいます~
あ、煙が出てる!火事だ!
ウソです。
スモークツリー、和名はハグマノキ(ウルシ科ハグマノキ属)。
こんなに赤くフワフワのを見たのは久しぶり。
蕊蕊もいいですが、ふわふわもいいですね~
この「煙」は、花が咲いた後の花序が残ったもの。
なので、いつまでも残っているのです。
ズームで見ると、細かい毛が生えているのが見えますね。
台風で倒れたユリノキの横を通って・・・
倒れたユリノキを沢山の草木が覆い、元の木が分からないくらいです。
こうやっていつしか木は自然に帰るのでしょうね~
その向こうに見えてきたのがこちら。タイサンボク(モクレン科モクレン属)
この間も京都府立植物園の花とマッチ棒のような蕊をご紹介したばかり。
蕾は白くて綺麗ですが・・・
開くとすぐに受粉し、花弁が傷んでしまいます。
それにしても、虫が沢山。
前にも見たシロテンハナムグリかな~
全身花粉まみれ。
こちらにも・・・なんだか蕊が美味しそうに見えますね。
さらに進むと、トウコマツナギではなく、普通のコマツナギ(マメ科コマツナギ属)が沢山現れました。
見ての通り、ずっとサイズが小さく草っぽいですが、これでも低木です。
その時、赤い実を沢山つけた木を発見!
見ると、赤い実はどれもひょうたん型。
こ、これは・・・
樹名板にはキンギンボクと。
そう、木本ですがスイカズラとそっくりの花を咲かせる木です。
別名のヒョウタンボクは実がヒョウタンのような形になることから。
すごくおいしそうに見えますが、食べたら死にます。
それくらい猛毒なんだそうです。しかも毒成分はいまだ不明だとか。
それにしても、別名「ヨメコロシ」って何よ。
ちょっと物騒な木で終わってしまいましたが、今回みた木本はこんな感じで。
明日の最終回では、水辺以外の草本の花をご覧いただきますね~
【撮影:2023/6/18 大阪公立大附属植物園】