なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

夏のゾーンに今年も優美な蝶蜻蛉~宇治市植物公園2023/6-7(5)

2023-07-15 06:32:26 | 自然

ラクウショウエリアと言えば修景池。
ここは今が主役の夏のゾーンです。・・・この記事書くまで、知らんかった・・・

池のヨシ原からは、賑やかにオオヨシキリの声が聞こえてきます。

何とか姿が見られないかとかなり粘りました。
すると、ヨシの中に動く影発見!


めったやたらにシャッターを押してようやく姿を捉えたのが上の一枚です。
ボケボケですが、初めて見たので感激!
さらにトリミングしてみました。可愛い~


こちら6月25日、何もなかった日でしたが、この写真だけで満足です。
下に降りてみました。


お、これは・・・ヒメガマ(ガマ科ガマ属)ですね。
でもちょっと様子が変?


あのガマの穂の上に、さらに長い黄色い穂が・・・
ひょっとしてこれが花!?


近づいて撮ってみました。
実はガマは雌雄異花穂で、下が雌花穂、上が雄花穂なんです。


でもって、今花が咲く時期で、雄花穂から沢山の黄色い花粉がパフパフ。
これぞあの赤剥けになった因幡の白兎に大国主命が与えた治療薬!
確かに、傷にこの花粉をそのまま付ける療法があるようです。


上の写真のように、アリが沢山雄花穂とその下の茎にいました。
アリは花粉を食べているのでしょうか。それが下の雌花穂に運ばれて受粉する?
ネットでも見てみましたがよく分かりません。

さて、翌週7月2日にも修景池に行ってみました。
ガマの黄色い雄花はすっかり干からび、茶色く細い棒のようになっていました。
たったの1週間で受粉は終わり、雄花穂はその役目を終えたようです。
これから、雌花穂が太ってきて、最終的にあのガマの穂の爆発となります。


先走りましたが、7月2日はいつもと逆の方から修景池に降りてみました。
少し景色が違って見えます。


左下のお花畑のような場所は何が咲いているのでしょうか。
ヘメロカリスが少々と
 

あとはほぼヒメジョオン(笑)


頭上を鳥が通り過ぎます。
かろうじてヤナギの上で一休みした姿をパチリ。カワラヒワでした。


下に降りてみました。
池に咲いているのはアサザと・・・


ハスはまだ蕾・・え、いました、いましたよ!!


まだ堅いハスの蕾に止まっていたのは、あのチョウトンボ。
この時期の修景池のお楽しみです。

よく見ると、あっちにも、こっちにもチョウトンボが忙しく行きかっていました。
少し腰を据えて待ち、止まったところを撮ったのがこの後の写真です。


チョウという名前の通り、トンボにしては大きめの羽。
しかもステンドグラスのように美しい金属光沢のある青色。
同じような写真ばかりですが、どうぞご覧くださいませ。


同じチョウトンボです。この個体だけずーーーっとここにいました。


チョウのようにひらひら飛ぶのでチョウトンボの名前が付いたそうです。
さすがに飛んでいるところは撮れませんでしたが、少しアップで・・・
綺麗な翅をお楽しみくださいませ。


正面顔を撮りたかったな~
今年も沢山出てきてくれて良かったです。
修景池、おそるべし!

【撮影:2023/6/25、7/2  宇治市植物公園

コメント (12)
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