なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

秋のゾーンの夏~宇治市植物公園2023/6-7(3)

2023-07-13 06:20:10 | 植物

今日は宇治市植物公園の秋のゾーンの夏の光景をお届け~
つい最近まで園内にそんな名前が付けられていることを知らず、無心に歩いていたなつみかんです。
言われてみると、紅葉の綺麗な木が沢山ありました。
今はこんな感じですけどね~


カラコギカエデに実が・・・


ここにあるのはカエデだけではありません。
林床には沢山の山野草の名札があり、縦横にめぐらされた園路を進むと・・・


運が良ければ花が咲いているところに出会えます。
あ、何か紫色の花が咲いています。カワミドリです!


シソ科カワミドリ属の多年草で、川沿いの湿り気のある場所などに生えるそうです。
なるほど、それでカワミドリなんですね。
全体に芳香があり、薬草として用いられるそうですが、しまった香りをかぐのを忘れました。
次回の宿題です。



水辺というと、やはり咲いていたハンゲショウ~


コナラ林の方になりますが、こんな花も・・・
チダケサシのようにも見えますが、トリアシショウマだそうです。


この手の花は区別がつきません(泣)
花を拡大してみると・・・虫が一杯付いていました。
それより、花がどうなってるか今一つ分かりませんでした。


残念ながら草本はこのくらい。お目当てのヤマユリは7月に入ってもまだまだ固い蕾です。


悔しいので、飛び入りでハーブ園の方に咲いていたコオニユリに登場してもらいました。


まだナンテンの花が咲いてるなんてびっくりです。
わが家のはとうの昔に落ちてしまいました。


実もありました。
何の実か分からないのでGoogleレンズさんに訊いたら、セイヨウカンボクと。
アブリルさんのブログがでてきました!


うろうろしていると、どこからか綺麗なウグイスの鳴き声。
園路の向こう側から聞こえてきます。
そーっと近づくと、何か動くものが・・・まさかあんな木の上で鳴いてる?
あ、いた!!


空が白抜けの上、枝被り・・・証拠写真程度ですが、大きな口を開けて鳴く姿ゲット~
ちょっと嬉しかったです。
何枚かとりましたが、どうしても枝が邪魔なのでそーっと場所を移動すると・・・


飛んで行ってしまいました~
ところで、このウグイスが止まっている木ですが、大きなミノムシ様の穂がぶら下がっています。
こんな感じで・・・


前に京都府立植物園で見たサワシバにも似ていますが、さらに太い感じの実です。
しかもびっしり!


こちらはクマシデ(カバノキ科クマシデ属)です~


あ、ウグイスがあちらの木に!あ~また逃げちゃった。
こちらもぶら下がり系の実。どこかで見たような・・・


アカシデ?いえ違うようです。
びっしりついていてどこを撮ればいいのかさっぱりです。


樹名板発見!イヌシデ(カバノキ科クマシデ属)でした。
クマシデと同じ属ですが、ちょっと実の感じが違いますね。
遠目には、前に見たシナサワグルミの実の方が近い感じです。
(よく見ると全然違いますが・・・)


秋のゾーンの夏の様子このくらいでしたね~
下を見ると、セッカニワゼキショウがまだまだ沢山咲いていました。


今日はこの辺で・・・
明日は春のゾーンの夏のお花をお届けしますね!

【撮影:2023/6/25, 7/2  宇治市植物公園】

コメント (13)
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