私市植物園の最終回は、いつもの通り「その他全部」です。
ここは基本的には木の植物園なのですが、ここ数年通っていると、草花も相当あることが分かってきました。
今日はそんな草花をエリアごとにご紹介します。
例によって、頭の体操に、ちょっとした説明、写真、名前の順で載せていきますね~
【その1】日本産樹木見本園の入り口近く
え、もう!?
ただの緑に見えますが、咲き始めていました。
白もいいですね~
ということで最初は超簡単、コスモス(キク科コスモス属)です。
ここはそれほど広くありませんが、満開になると奥行きがあって見事です。
【その2】ハーブ園からです。
皆さんの投稿ではよく拝見していますが、実物はあまり見たことがありませんでした。
ワイルドベルガモット(シソ科モナルダ属)です。
和名はタイマツバナ・・・確かにそんなワイルドな感じの花ですね。
【その3】同じくハーブ園から・・・
なかなか綺麗でしたね~
少しピンクがかった花もありました。
コリアンダー(セリ科コエンドロ属)です。
パクチーと言った方が分かりやすいかも・・・
癖のある味なので、好き嫌いが分かれますが、タイ料理などには欠かせません。
(私はちょっと苦手です・・・)
【その4】こちらもハーブ園です。
あまり考えずパチリしましたが、意外と綺麗ですね。
サボンソウ(ナデシコ科サボンソウ属)です。
サポニンを多く含むため、昔ヨーロッパでは洗濯に使われたそうです。
【その5】希少種植物園
この科の花はどれもこんな感じですが、こちらが本家本元です。
ムラサキ(ムラサキ科ムラサキ属)です。
名前はムラサキですが花は白。根が暗紫色で、生薬として利用されます。
栽培種は多いですが、自生はほとんどありません。
【その6】同じく希少種植物園
やる気ない撮り方ですが、こちらクサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)。
山中の湿地に生育する花がよく咲いたものです。
そういえば、六甲高山植物園の湿地ゾーンで沢山咲いていました。
【その7】園内あちこち
簡単ですよね。
こちらはオカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)。
あちこちで咲く姿を見かけました。
先ほどのクサレダマと同じ科・属ですが、オカというだけあって乾いたところにも咲きます。
下から咲き上るので、こちらの花はちょうど半分くらい咲き上ったところ。
1つ1つの花は綺麗です。
かなり咲き上るとこんな感じになります。
【その8】水生植物エリア
先ほどのオカトラノオと似ていますが、垂れ下がっていません。
ノジトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)です。
初めて見ました。
ヌマトラノオに似た感じですが、茎に毛がはえているのがノジなんだそうです。
(ヌマは無毛)
【その9】ユリノキ広場から山の方に入ったところ
ヘメロカリス!と答えた方は半分正解。
こちらはトビシマカンゾウ(ツルボラン科ワスレグサ属)。
トビシマカンゾウは、もともと山形県酒田沖の離島、飛島で発見されたカンゾウの仲間。
飛島と佐渡島に群生し、7~8月の最盛期には見事な群落がみられるそうです。
【その10】あちこちで
花の最後はノアザミ(キク科アザミ属)です。
こうやって見ると綺麗ですね~
残りはこれまで載せられなかった虫さんたちをどうぞ!
コオニヤンマ
ベニシジミ
ゴマダラカミキリ
と言うことで長々と失礼しました。
私市植物園、これにてお開き~
【撮影:2023/6/18 大阪公立大附属植物園】