なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

中秋の名月とヒルガオ科の仲間たち

2022-09-11 06:00:37 | 植物

昨日は中秋の名月でした。
天気予報は雨、夕方豪雨予報が来て雷が鳴りました。
ところが、雨の後、空が晴れ渡り、これこの通り。


見事な満月が!
月が見られなくても、お団子だけは食べようと、宇治の駿河屋さんで買った月見団子。
地元で普通に売られている月見団子は、この形。
京都ではこれが標準形です。


なんでも、中秋の名月のころ美味しくなる里芋型のお団子に、あんこの雲を巻き付けた形とか。
かなり無理があるような気もしますが、子供のころからこれなので、特に疑問はもちませんでした。
ただ、小さいときは全国区の丸いお月見団子にあこがれたこともあります。

ススキを飾りたかったのですが、今年はススキの生える場所は草刈りされ、穂が出ていません。
唯一、池のほとりのヨシに交じってススキならぬオギの穂が・・・
今年はこの写真が代用です。


これで終わりではあんまりなので、月といえば星ということで、ホシアサガオをどうぞ。
昨日のお散歩で、今年の初花を見ました。


あれ、マメアサガオじゃないの?と思われたかもしれませんが、ちょっと違います。
一番の違いは雄蕊の葯の色が純白であること。


え、マメアサガオは違うの?
そうなんです。どうぞご覧ください。
お分かりでしょうか、雄蕊の葯の色が赤紫色です。


それにしても、秋風が吹くのと合わせるかのように、次々咲き始めました。


白花はどうでしょうか。やはり葯が赤紫です。




これらのマメアサガオと競うように咲いているのがこちら、マルバルコウです。
一面の朱色になる光景を期待していましたが、前日の雨のためどれも半開きでした。
少しだけ、開いていた花を・・・おや、こちらも蕊は純白ですね。


ここまで来たら、ヒルガオ科全部載せちゃいましょう。
線路脇にマルバアメリカアサガオがびっくりするほど沢山咲いていました。




花が咲いていた区間以外、除草されて茶色になっていました。
ここが同じようになるのも時間の問題かもしれません。
頑張って種を実らせて、来年も出てきてちょうだい!


ところで、似て非なる花に、アメリカアサガオがあります。
見ての通り、マルバアメリカアサガオの葉がハート型なのに対して、アメリカアサガオは三裂しています。


まあ、普通の朝顔の葉型といえば分かりやすいですね。
最初は葉の形の違いだけと思っていましたが、花も丸ではなく、くびれがあるようです。


最後は、少しずつ咲き始めているノアサガオ。
写真ではサイズ感が分かりませんが、花の直径が10cmとかなり大きいです。
(アメリカアサガオは3cmくらい)


中秋の名月からかなりずれていきましたが、お月さんのようにまあるい花ということで・・・

【撮影:2022/9/10  宇治市】

コメント (16)
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