なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

放流後の宇治川・ガガイモ咲き始め!

2022-09-06 05:40:44 | 植物

何もないと思っていた放流後の宇治川下流、それでも咲いている花を見つけました。
泥だらけの道の端からにょきっと伸びて咲いたタマスダレです。
モノトーンに浮かぶ白と黄色が鮮やかでした。


沢山さいていたヨメナもほとんど泥にまみれていましたが、一輪、凛と咲き。


沢山咲いていたヤブガラシにはナナホシテントウ。
肉食なので蜜を吸っていたわけではなく、花に来る虫を狙っていたんでしょう。


狙っているといえば、こちらのコセンダングサ、何かの虫にやられて葉が縮んでいました。
そこには、ナナホシテントウが何匹も・・・(この2匹のほかにもいました)
何の虫かは知りませんが、レストラン状態だったんでしょうね~


虫つながりで、クズの葉で休憩中のこのチョウ、


ツマグロヒョウモン(♂)ですね。


可愛いヤマトシジミちゃんも。


川の流れは穏やかですが、手前の植物は泥が目立ちます。


遠くにはいつものダイサギ。


目を足元に戻したときに目についた白い花・・・あの形はひょっとして?
正解です!ガガイモ(キョウチクトウ科イケマ属)が咲き始めていました。


結構あちこちで葉は見かけますが花はあまり見ません。
(ガガイモの葉には毒があり、アサギマダラの幼虫の食草になります。)
なので、咲き始めの花がみられてちょっと嬉しいです。
ふわっとした星形の花が魅力的ですね。


実はさらにレアです。
これまで、中身がすっからかんになった実を一度堤防で見たことがあるだけです。
日本神話では、少彦名の神がこのガガイモの実の舟にのってやってきたと書かれています。
二つに割れたサツマイモ型の実の内側がつやつやしていることから、鏡芋→ガガイモになったという説があるようです。
中から出てくる綿毛がとても魅力的なようなので、ぜひ今年は探してみたいです。

さらに先に進むと、茎に白いものをくっつけている草が・・・今頃アワフキムシ?
そう思ってカメラを近づけると、泡じゃなくて綿だ~
これの正体がわかる方、教えてください!


他にも咲き始めのマメアサガオ・・・白いタイプですね。


いつも咲いてるナヨクサフジも。


何もないと思っていた宇治川散策、今回も収穫アリ!

【撮影:2022/8/28  宇治川】


コメント (14)
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