植物生態園の花、ひと月前に行ったときより種類が増えているような気がしました。
昨日は紫系中心にしましたが、今日はそれ以外。
場所も色々、色も色々。
順不同でご覧くださいませ~
最初はこちらです。
少し前のHPに開花情報が載っていたので、行ったときにはもう終わりと思っていました。
予想通り、知っている開花場所はことごとく空っぽでしたが、たった一輪。
残っていました!
カノコユリです!
日本では九州・四国に自生し、花弁の点々模様が鹿子模様に見えることから名付けられました。
蕾が丸く、咲くとこんな感じになる花はなんでしょう。
こちらはタマアジサイです。
前にヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)を紹介しましたが、それより花が大きいです。
咲く端から茶色く傷むので、綺麗な花を見つけるのが大変でした。
3つめはこちらです。
これは簡単ですね。
キツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)です。
タマアジサイのすぐ近くに咲いていました。去年あったかなあ。
隣には、同じくオレンジの花が咲いていました。
あれ~、こんな場所にあったかな。
フシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)です。
雨の後だったので、花弁が濡れています。
場所を湿地ゾーンの向こう側、浜辺の植物ゾーンに移します。
そこに一面に咲いていたのがこの花です。
マキエハギ(マメ科ハギ属)です。
京都の絶滅危惧種です。
丘陵地や低山地の日当りのよい乾いた道端や岩地などの草原にはえる小さい半低木、
だそうで、生育条件が難しく、大繁殖するかと思うと、あっという間に消えるそうです。
京都府立植物園では大繁殖らしく、前にはなかった場所にまでこの可愛い花が広がっていました。
チョウたちにも大人気。ツバメシジミです。
じゃんじゃん続けます。浜辺ゾーンの木です。
こちらはハマナツメ(クロウメモドキ科ハマナツメ属)です。
ハマナツメは東海以西の海岸沿いに生えるため、この名前が付けられました。
ナツメという名前ですが、実は似ても似つかず、食べることも薬用にもなりません。
(根と葉は薬用になるそうですが)
それより、コルク質の実が海に浮かんで運ばれ海岸に流れ着き、分布を広げたそうです。
近くで咲いていた木、花を見つける前に香りで気づきました。
ご存知、クサギ(シソ科クサギ属)ですが中央が赤くなり、普段見ている花より綺麗です。
これこそ、臭木という名前が可哀そうです。
真っ赤になったアカトンボ(アキアカネ)が止まっていました。
湿地ゾーン周りの花はこんなところですが、最後にもうひとつ。
イセハナビやレンゲショウマが咲いている近くに咲いていた花をどうぞ。
ん?見たことがない花です。
小さすぎて、どうにも撮れません。しかも風が強くて、揺れて揺れて・・・
え~い!禁断の手で押さえて撮る技~
あちゃー、これでもボケボケです。
まあ不思議な花の形は分かるでしょうということで・・・
こちらの花は、ヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属)。初見です。
それより、ことごとく他の科になってしまったゴマノハグサ科の花、ちょっと嬉しいです。
しかも属までゴマノハグサ!!
上唇が2裂、下唇が3裂し、下の花弁が反り返る・・・説明通りの姿。
不思議な形ですね~
ということで、植物生態園のお花は出し尽くしました。
いかがでしたでしょうか?
明日はその他の場所で見た花たちです!
【撮影:2022/8/20 京都府立植物園】